2005年/米
監督:ダグ・リーマン
原作:サイモン・キンバーグ
主演:ブラッド・ピット/アンジェリーナ・ジョリー/ヴィンス・ヴォーン 他
建設会社を経営するジョン。プログラマーのジェーン。
2人はコロンビアのボコタで運命的とも思える出会いによって愛し合い、当然のように結婚した。
しかし“運命”は間違いだったようで(?)、5,6年後にはすっかり倦怠期となってしまい、スミス夫妻は夫婦の仲をカウンセラーに相談している。
2人が倦怠期であるという描写は、作品にはあからさまには出てこない。しかし向かい合っての食事シーンで、「塩を取って」とお願いするジョンに対し、「私たちの真ん中にあるわよ」と冷たく返すジェーン。それにムッとするジョン。
このワンシーンだけで、全てを悟る事が出来る(爆)。
実は2人は、お互いに隠している秘密があるのだという。しかし、それを打ち明けることができないでいる。
なぜなら‥‥2人は、ある別々の組織に属するプロの殺し屋であった。自分が殺し屋であることを、どうしても愛する人に告白することが出来なかった。
つまり、2人は自分が殺し屋であることを互いに隠したまま、結婚したのであった!
殺し屋にはいろんなタイプがある。
ジョンはアナログ派。自分の直感を頼りに動き、いくつもの修羅場をくぐりぬけてきた、一匹狼のプロの殺し屋。
対してジェーンはデジタル派。最新鋭のテクノロジーを駆使し、ターゲットを殺す為に入念に練られたプラン元にミッションを遂行する暗殺チームのトップエージェント。
2人は、それぞれ所属している殺し屋組織が対立しているという事実は、お互いに知る由は無かった。
一匹狼のジョンと最新テクノロジーを駆使するジェーン。一見するとアナログ派のジョンが劣っていそうだが、不思議と全くジェーンに引けを取っていない。テクノロジーが有ろうと無かろうと、最終的に重要となるのは“腕がいいか悪いか”なのだろう(笑)。
互いの仕事を知らぬまま結婚した2人。仕事とプライベートはきっちり分けていたため、お互いの私生活は平穏そのものであり、それでいて殺し屋の腕がなまる事はない。
そんなある日、ジョンに依頼が舞い込んだ。ターゲットを殺すため、ジョンは現地へ向かう。
同じころ、ジェーンにも依頼が舞い込んだ。ターゲットを殺すため、ジェーンも現地へ向かう。
2人とも同じターゲットを狙っている。依頼人は、2つの組織に暗殺の依頼をしていたのだ。
そうとは知らないジョンとジェーンはターゲットを追っている内に、砂漠のど真ん中でニアミスをしてしまう。
結婚後倦怠期となったジョンとジェーンは、時折、何も言わずに家を空けるパートナーが気になって仕方がない。
どこに出かけているの?どうしてそっと?もしかして──不倫!?
まさかパートナーが自分と同業者の殺し屋とは夢にも思わないので、不倫を疑い動向を調べあげて──。
なんてことだ。パートナーは、自分が対立する組織の“殺し屋”だった!
ついにお互いの正体がばれてしまった。
正体がバレた殺し屋は、組織の掟に従い、たとえ愛する人であっても『48時間以内』に抹殺しなければならない。
ジョンはジェーンに銃を突きつける。ジェーンもジョンに銃をつきつける。
闘いのゴングが鳴り響き、史上最大の夫婦喧嘩‥‥ではない、殺し合いが始まったのである。
お互いに殺し屋のために、銃の扱いには手慣れているし、撃ち方もプロである。
しかも家には、お互いに自身の“銃の隠し場所”を作っていて、床下を剥がせばライフル銃!壁を剥がせば弾薬!天井を剥がせば‥‥と、出るわ出るわ銃火器の山。
もはや家じゅうお互いの銃で埋め尽くされていたので(よく今までバレんかったな)、撃っても撃っても撃ち止めがない!
なにしろ48時間以内に抹殺しないといけないわけだから、凄まじい銃撃戦が繰り広げられるのであるが、2人とも逃げ方もうまいので、全くと言っていいほど決着がつかないのである(笑)。
しかし‥‥さすがに飽きてきた2人。撃っても撃っても決着がつかず、無意識的に的を外して撃ってるような‥‥そんな気がしてならなかった。
ジョンとジェーンは、互いの健闘を称え(?)、「愛する貴方を撃つことは出来ない」と抱き合ったのである。
だが、これで終わりではなかった。
殺し屋の掟を無視し、互いを殺すことを放棄したジョンとジェーンを始末するべく、2人が所属する組織が手を結び、組織の手でスミス夫妻を始末することに決めたのである。
実は今回の依頼は、ジョンとジェーンを相討ちにさせるために、2つの組織が手を組んで仕組んだものだった。
ジョンとジェーンは組織の陰謀に愕然としながらも、組織を倒すべく闘う事を決意。
しかし『ジョンvsジェーン』の1対1ではまだ勝算があったものの、今度は『ジョン&ジェーンvs2つの組織の殺し屋全員』である。果たして──!?
ハリウッドを代表するスターのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが初共演を果たした作品。
この共演がきっかけで2人は同棲を始めますが‥‥実は当時、ブラッド・ピットはジェニファー・アニストンと結婚していたんです。
つまりは不倫。ブラッド・ピットはとジェニファー・アニストンは離婚することになり、後にブラッド・ピットはアンジェリーナ・ジョリーと結婚。
略奪婚となり、そのキッカケをつくってしまったこの映画は“問題作”とされたが‥‥作品を責めるのは筋違いだと思う。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Mondo Bongo
https://www.youtube.com/watch?v=vPjaXu6g1Xk
ジョンをダンスに誘うジェーン&クライマックスの銃撃戦
(Who Discovered) America - Ozomatli
https://www.youtube.com/watch?v=HbJnZO9RT8A
射的で遊び、互いの腕前に驚くジョンとジェーン
The Worst Day Since Yesterday - Flogging Molly
https://www.youtube.com/watch?v=sDSud7vAH_0
従業員専用の部屋を開けるジョン(店内BGM)
Baby Baby - Alana Da Fonseca (as Alana D.)
https://www.youtube.com/watch?v=Ir0w3cErFgk
友人の新居へ夫婦で訪れる
Nothin' But a Good Time - Poison
https://www.youtube.com/watch?v=r3g1kPGDcbc
砂漠をノリノリで走るジョン
Express Yourself - Charles Wright and The Watts 103rd Street Rhythm Band (as The 103rd St. Rhythm Band)
https://www.youtube.com/watch?v=Ab4MsGoCjSs
互いがスパイとわかり、肉弾戦に
Lay Lady Lay - Magnet (with Gemma Hayes)
https://www.youtube.com/watch?v=Go2jbER0wk0
肉弾戦が終わり…仲直り
Making Love Out of Nothing at All - Air Supply
https://www.youtube.com/watch?v=ogoIxkPjRts
車内で、本当の自分を話し始めるジョンとジェーン
この記事へのコメント
コメントを書く

