宇宙戦争

2005年/米
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作: H・G・ウェルズ
主演:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング/ジャスティン・チャットウィン他


・地球人は、広い宇宙のどこかに『知的生命体』が存在しないかと常に探し続けているが、未だ見つからないでいる。
しかし、それは単に探すだけの技術が無いだけで、宇宙は生命に溢れている。
地球人は生命体を見つけ出せずにいるが、もしかしたら相手は、既に地球に知的生命体がいることを見つけているかもしれない。
果たして地球を見つけた時、相手はどうアクションを起こすのか?
もしかしたら侵略を狙っているかもしれない。それを地球人に悟られないよう、ずっと前から──その機を伺っているだけなのかもしれない。

・レイは、貨物用コンテナを積み下ろしする作業員。
仕事は優秀なのに家庭はズタボロで、妻と離婚をし、2人の子どもの親権が妻側にあることに不満を感じていた。
ある週末、元妻が旅行に行くため、2人の子どもを預かることになったレイ。
離婚したとはいえ、彼は2人の父親‥‥なのだが、2人の子どもはレイを無視。
そもそも、離婚の原因が『家庭を顧みない夫』だった為、母親の苦悩の日々を知っているのか、息子は父親であるレイに対して暴言を吐き、再会早々バカにして貶した。
更に、今週末に子どもと会う事は前々から決まっていたにも関わらず、子どもを迎える準備をせず、歓迎する食事も用意せず、家も散らかし放題で、息子は更に父親に反発するのであった。
・父親を好意的に思っていない息子は、父親が寝ている隙に、車を盗んでどこかへ行ってしまう。
探しに行こうと家に出ると、遠くに『巨大な黒い渦のようなもの』があるのを見つけ、首をかしげた。
その渦は気象現象とは異なり、レイたちの元へと向かってやってきて、しばらくの静寂の後、雷鳴が響き渡った。
一帯は停電し、何もかも電気が一切使えない状態となり、町は孤立したも同然となった。
電気どころか、自動車も動かず、電池も影響を受けたのか、腕時計すら動いていなかった。
レイに反発した息子も、自動車が動かなければ移動手段が無い為、なくなく不本意ながらレイの元へ──。
レイは雷鳴の正体が知りたくて、稲妻が20回以上連続して落ちたとされる交差点に向かうと、アスファルトの中から、巨大な円盤が現れたのである。
円盤には三脚のような足が付いており、自力で歩くようなしぐさを見せていた。
人間の科学力では不可能なのほどの精巧な円盤は、明らかに友好的ではないように思えた。
案の定、円盤からは手のような触手が現れたかと思うと、青いレーザー光線が発射。
それを浴びた人間は即死──というか、灰と化したのである。
命からがら帰宅したレイは、すぐさまロビーとレイチェルに共に逃げるよう叫び、逃げるように街を出ることに。
目の前で起きた惨状を、説明するレイだが、パニック状態で逃げてきたため、あまり覚えていない。
しかし、地下に元々隠されていた円盤機械が、突如人間を襲ったことと、攻撃を浴びた人間が一瞬にして灰と化したことを説明し‥‥宇宙人がずっと地球のせん滅を狙っていたことを知ったのである。
・命からがら逃げてきて、少し冷静になったレイ達は、エネルギー補給でもしようと、ロビーが持ってきた食料を食べようと提案する。
しかし‥‥ロビーが持ってきたのは、「塩・タバスコ・バター」と、調味料ばかり(笑)であり、肝心の『食べもの』は一つも無かった。
レイは怒り狂ってロビーを責めたが、ロビーは「それしか家になかったんだ!」と逆切れ。
その時レイは、いつもジャンクフードとデリバリーの毎日で、父親らしく自炊したことが無く‥‥買い置きの食料が買った記憶が無いことを思い出した(最低な父親だ)。
・円盤が、局所的ではなく世界各地に現れ、応戦むなしく主要都市はほぼ壊滅状態と聞かされたレイ。
自分のいる場所も“都市”のため、安全とは言い切れず、逃げようと提案するが、ロビーは反発する。
レイは父親としてロビーとレイチェルをどう守り、どこに移動し、どうやって生き延びようかと策を練って誘導しているが、ロビーには、父親が何もかも勝手に一人で決めて、あれこれ命令をしているようにしか見えなかった。
現にレイは今の今まで、ロビーとレイチェルに対して助言を求めることを一切しなかったのである。
更に、ひたすら『逃げるだけ』の父親の背中を見て、恥ずかしく、絶望をしていたと話す。
自分の居る国が──世界が──今危機に陥っている。
世界各地の軍隊は団結し、この未曾有の恐怖に立ち向かおうと奮起している。
自分も何かしなければ!
愛する国を守るため、世界を守るため、地球人として戦うべきだ!と、ロビーは拳を握りしめたのである。
・ロビーの命知らずな発言を一喝し、レイはあくまで『逃げる』ことを選択。
しかしレイ達は、他者を押しのけ、自分だけは助かりたいと思う浅はかな人間の愚かさを見ることとなる。
車で逃げる自分たちを取り囲んで脅し、車を奪って逃げ出そうとする人間達。それも一人や二人ではない。
レイは銃を突きつけたが、別の者から銃を突きつけられ‥‥車を捨てて立ち去るしかできなかった。。

宇宙人の狙いは、地球で自らの文明を作り上げることだった。
捕らえた人間の血を肥料として、自らの星の植物を育てている光景は、おぞまいしものがある。
最近の宇宙人襲来映画は、かつての『インデペンデンス・デイ』のように、「資源が欲しいから」という単純な理由ではなくなっていきている。

映画『プロメテウス』も、地球に人類が生まれた理由は偶然ではなく仕組まれたものでなかったというもの。
エイリアンの餌場として地球に目星をつけ、アダム(冒頭の白い人間)を送り込んで人間を誕生させ、家畜として飼っていた──というものだった。

監督はスティーヴン・スピルバーグ。
大の親日家のため、わざわざ公開前に日本限定のCMを作ってくれたり、作品内では、何体かのトライポッドを日本の大阪人が倒したというシーンがあり、何度もプッシュしてくれている。
軍隊を所有する各国が必死にあがいても倒せないトライポッドを、日本人の、しかも大阪の人たちが‥‥?いや、無理っしょ(;^ω^)。
しかも、倒したのは1体だけではないのが衝撃的であり、しかも、大阪人から『トライポッドを倒すマニュアル』が公開され(爆)、大阪人の勇敢さが際立つクライマックスは面白い。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

Flatline - Aphasia
https://www.youtube.com/watch?v=0GUO1FhX8ws
ロビーがイアフォンで聴いている曲

Nobody Move - Capstone
https://www.youtube.com/watch?v=WtJsbULEqQ4
空が暗雲に包まれる

If I Ruled the World - Tony Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=SAv4JAfFauc
避難するレイたち

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