1993年/米
監督: サイモン・ウィンサー
原作: キース・ウォーカー/コーリー・ブレックマン
主演:ジェイソン・ジェームズ・リクター/ロリ・ペティ/オーガスト・シェレンバーグ 他
・孤児院で暮らしていたジェシー。
その暮らしが嫌になった彼は、ある日、孤児院から脱走してストリートチルドレンとなった。
とても心細くて、どうしたらいいかわからず、ふと水族館に忍び込んだ。
そこで、水槽の中で泳ぐシャチ「ウィリー」と出会った。
そのシャチは、ジェシーと同じく“孤独”だった。
おそらく、海で仲間と泳いでいたであろうウィリー。
しかし群れから引き離され、行き場が無くて、この水族館にたどり着いたのだ。
ウィリーは飼育係に懐かず、調教師の言う事も聞かず、広い水槽に追いやられていた。
その境遇は、家族から引き離され、里親に懐くことのできないジェシーと同じであり、ジェシーはウィリーに親近感を抱くようになった。
ウィリーも、自分から離れようとしないジェシーに興味を抱いたのか、彼にすり寄っていく。
ジェシーが吹いたハーモニカにウィリーは興味を示して泳ぎだすと、里親に懐くことのなかったジェシーの顔が緩んだ。
少年とシャチとの友情が、目覚めたのである。
・ジェシーとウィリーの友情は、確実に育まれていった。
水族館職員のランドルフは、誰にも懐かず芸も覚えることも無かったウィリーの行動に驚き、ジェシーを特例で『ウィリーの調教師』として水族館に招いた。
晴れて堂々とウィリーを調教できるようになったジェシーは、次々とウィリーに芸を教え、才能を開花させていった。
・ウィリーの芸が商売として成り立つと考えたオーナーは、ショーを企画し、大勢の観客を呼んでジェシーとウィリーをお披露目した。
しかし、人間を恐れジェシー以外に心を開いていないウィリーは、大勢の観客の声援に恐怖を抱いてしまい、芸を披露することが出来ず、ショーは大失敗になってしまう。
・ジェシーは、ウィリーの失敗の責任を突きつけられ、ショックを受ける。
自分はしっかりやったのに、ウィリーが失敗したせいで怒られた──とウィリーを責めるジェシー。
ウィリーはジェシーが自分に不満を持っていることを感じ取り、ウィリーの言う事を聞かなくなってしまい、自らの殻に閉じこもってしまう。
・飼育員に懐かない、調教師の言う事を聞かない、ショーは失敗、役に立たない、金がかかる‥‥。
ウィリーの存在そのものを否定し始めた水族館のオーナーは、ウィリーを殺して保険金を手に入れることを画策する。
それを知ったジェシーは、ウィリーを海に返してやりたいと思うのである。
本物のシャチに芸を教えて撮るという『挑戦』を成し遂げた映画です。
作品は大成功で、シャチ役のケイコの演技に魅了されました。
2作目は随所にアニマトロニクスを使用。
3作目はロボット。水が禁忌であるロボットを、シャチとして使用。完全水没させて動かすという常識はずれな荒業に大挑戦w
4作目はロボット&CGと、徐々に進化していく過程が観ていて面白い。
しかし、撮影技術は高くなったのに、興行成績はあまり振るわなかった。
やはり生きているシャチには敵わなかったのである。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Keep on Smilin' - New Kids on the Block (as NKOTB)
https://www.youtube.com/watch?v=WeCIIYC0fPk
公園でスケボーする少年たち
Didn't Mean to Hurt You - 3T
https://www.youtube.com/watch?v=71fvi4dwe6g
アニーからの弁当を渡すジェシー
Right Here (Human Nature Remix) - S.W.V.
https://www.youtube.com/watch?v=yjj0c5845Tg&list=RDyjj0c5845Tg&start_radio=1
ウィリー用の魚を買って自転車で帰るジェシー
Will You Be There - Michael Jackson
https://www.youtube.com/watch?v=jQY_QL_wvQU
ED
フリー・ウィリー
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