ラブソングができるまで

2007年/米
監督:マーク・ローレンス
音楽:アダム・シュレシンジャー
主演: ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア/ヘイリー・ベネット 他


・アレックスは、1980年代に一世を風靡したバンド『PoP』のボーカル。
しかし、あの栄光の日々はどこへやら?すっかり落ち目となり、やさぐれている。
時折オファーが来ても、テーマパークや同窓会での、いわゆる“前座”を頼まれるぐらい。
本当は蹴ってやりたい仕事だが、生活のため引き受けるしかないという、悲しい日々を送っていた。
そんなアレックスにビッグチャンスが舞い込むことになった。
全米で大人気のカリスマ歌姫コーラ・コーマンが、アレックスに「新曲を作ってほしい」とオファーしたのであった。
・コーラの事務所を訪れたアレックス。
仕事内容を聞くと、「新曲を作ってほしい。2週間後の自身のコンサートで披露したい」
コーラが曲を覚える期間を差し引くと、アレックスが曲を制作できる期間はわずか1週間しかない。
さらに同様のオファーを他にも振っており、アレックスが作曲を提供しても採用されるかどうかは不明とのこと。
「それでも引き受けてくれますか?」と尋ねるコーラ。
タイトなスケジュールかつ無駄に終わるかもしれない仕事だが、引き受けない理由が無い為、アレックスは「やります」と即答。
・アレックスは作曲家であって、歌詞は作れない。そのため、歌詞は現在ブレイク中のグレッグにオファー。
制作期間はわずか1週間の為、アレックスはグレッグに「歌詞はまだか!?歌詞はまだか!?」と急かす💧
グレッグは腰を据えて歌詞を作りたい派であり、「そんなに早くできない」と怒るが、アレックスは「まだか?まだか?」と聞いちゃいない。
二人の意見は合わないが、一応プロで仕事はする。曲も歌詞も完成し、さっそくハーサルをすることに。
・アレックスが作った曲に乗せ、歌詞を作ったグレッグが実際に歌う。
するとまた違った視点が生まれ、『曲に歌詞が合わない』という珍現象が起こった。
アレックスはグレッグに歌詞の修正を依頼するが、現在ブレイク中のグレッグが作った歌詞について、いまや落ちぶれたアレックスにダメ出しなんかされたくない(そりゃそうだ)。
首を縦に振らないグレッグに頭を悩ますアレックス。
その時、ピアノのメロディに合わせて、植木の水やりにやってきた女性ソフィーが、何気なしに独自に作った歌詞を口ずさんだ。
『一目惚れ』ならぬ『一聴惚れ💓』で、その歌詞はアレックスの胸に刺さり、彼女の作詞家の才能を見出したのである。
アレックスはソフィーに楽譜を渡し、歌詞を依頼。それを目にしたグレッグはプライドを傷つけられ、怒って辞めてしまったのであった。
・乗り気ではないソフィーだが、ソフィーの姉ロンダが物好きにも『PoP』バンドのアレックスの大ファンであり、話を受けるよう推し、ソフィーは渋々引き受けることに。
実はソフィーはもともと作家志望であったが、大学講師と破局後、自分との交際について講師が勝手に赤裸々なドキュメンタリー本にしてしまい、なんとそれがバカ売れしてしまった💥
講師は人気作家になり、ソフィーはプライベートを暴露され、本であれ曲であれ、『書く』という行為そのものが嫌になったのであった。
・コーラが指定した期日になんとか曲が完成し、晴れてその曲が見事採用されて、アレックスとソフィーは大喜び。
曲を作り上げる過程で、いつしか二人の仲も親密になっていた。
さて、『歌声がソフィーのピアノ曲』。それをコーラが歌うとこうなります!完成形を見せられたアレックスとソフィーは唖然。
全く違うアレンジに変更されており、リズムやメロディの名残も感じられないほど変わり果ててしまっていたのである。
もはや歌詞だけ残った別の曲💦になり果てており、「私はこのメロディに合う歌詞を付けたのよ!」とソフィーは大激怒💢
アレックスも当然意義を申し出るかと思いきや‥‥「いやぁ良いですねぇ♪斬新です」とべた褒め。
とりあえず自分の名前がコンサートで紹介されりゃ良いアレックスは、ここで反論してコーラが不採用とすることを避けたのである。
ソフィーは「貴方にはプライドは無いのか?」と呆れ、恋に発展する間際の段階にして、二人は別れてしまう。

・後日、ソフィーがフロリダへ発つと聞かされたアレックスは、ソフィーを好きになっていた自分に気づいた。
共に曲作りをしていた日々は最高の思い出で、今後も一緒に行いたいと思った。
アレックスはソフィーを振り向かせるべく、コーラと共にある作戦を行うことになる。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

PoP! Goes My Heart - Hugh Grant
https://www.youtube.com/watch?v=xVkU8dDSC9w
冒頭のダサいPV(あくまでも、映画内で“ダサい”という設定であり、あしからず…)

Buddha's Delight - Haley Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=iWVbegiAus8
コーラの曲

Meaningless Kiss - Hugh Grant
https://www.youtube.com/watch?v=HEopBpxkYPs
87年度卒業生同窓会でアレックスが歌う

Love Autopsy - Hugh Grant
https://www.youtube.com/watch?v=YUdWgqyq1rk
歌詞は出来ないと否定するソフィーに、「すでに書いてもらった」と、即興でピアノ演奏するアレックス

Way Back Into Love (Demo Version) - Hugh Grant and Drew Barrymore
https://www.youtube.com/watch?v=NsOCEpeIcx8
アレックスとソフィーが作った歌〜2人のデモテープ(楽曲として、録り直されている)

Dance With Me Tonight - Hugh Grant
https://www.youtube.com/watch?v=xq6b3ra2KpA
遊園地で白けた観客相手に、契約上、アンコールを歌わされるアレックス

Forever In Your Mind - Shake Your Booty
https://www.youtube.com/watch?v=dItmfeuzUsM
腰フリダンスを教えるアレックス

Slam - Haley Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=TgJ2OKkcMqQ
コーラの曲

Don't Write Me Off - Hugh Grant
https://www.youtube.com/watch?v=ek1ChakOD7E
アレックスが、ソフィーに向けて歌う

Way Back Into Love - Hugh Grant and Haley Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=m3Ztq2hu5Kg
アレックスとソフィーが作った歌

Work To Do - America
https://www.youtube.com/watch?v=2xmFzzG_Odo
ED2曲目

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