1995年/日
監督:宮崎駿
原作: 柊あおい
・読書が趣味の中学3年生の女の子、月島雫。
仮にも受験生だが、一度に十何冊の本を借りて読みまくっている。
ある日、雫が借りてきた図書の貸し出しカードに、「天沢聖司」という名前があることに気づいた。
自分が借りた本の多くに「天沢聖司」が登場していて、会ったことも無い彼を意識するようになる。
・雫は、親友の夕子に、自身が考えた「カントリー・ロード」の歌詞を見せて「どう思う?」と尋ねる。
その歌詞は‥‥森林を切り崩し、谷を埋め、川を堰き止めてコンクリートで街を造り返るというものだった(汗)。
因みに「カントリーロード」の原曲は、1971年。
原曲では、『自分は故郷にいるべき。だから帰りたい』という歌で、歌詞の途中では、既に車で田舎道を走っているのか「この道を走っていると、昨日帰るべきだったと思う」となっている。
しかしジブリ版では、『帰りたいけど帰らない』という旅立ちの歌に変わっている。
歌のリズムはやや遅く、曲調のアップダウンもなく、歌いやすく、ジョン・デンバーの発音も聞きやすく、使用単語も簡単なため、英語の勉強用に課題曲として使用されることが多い。
・親友の夕子に、今度はちゃんとしたカントリー・ロードの訳詞を見せて、相談をしていた雫。
夕子と別れて帰る道中、図書館で借りた本をベンチに置いたままだったことを思い出し、大慌てで取りに行くと、知らない少年が、雫の借りた本を読んでいた。
雫に本を返しながら、「『コンクリート・ロード』はやめたほうがいい」と、笑った少年。
おふざけで作った訳詞を読まれた雫は赤面するのであった。
・ある日、雫は父が家に忘れた弁当を送り届ける(電車を乗り継いでまで届ける必要あるのかね?父だって、忘れたら弁当でも自分で買うだろ)。
途中でボス猫のような体格の良い猫に遭遇し、興味本位についていく。
そこで、「地球屋」というアンティークショップを見つけ、猫の人形バロンに魅了される。
店主に出会い、あれこれ話しているところで、弁当を届けている最中だと気づき、あわてて店を後にするが、弁当を忘れてしまうが(忘れ物の多い家族だな💧)、例の少年が現れ、雫に忘れ物の弁当を届けてくれたのであった。
・新学期。夕子に呼び出された雫は、泣きはらした夕子の相談に乗ることに。
夕子は杉村が好きだった。ある日杉村に呼び出され、てっきり告白?してくれるのかも‥‥と期待していたら、「別の女の子に手紙を渡してくれ」と言うものだった。
あまりにもデリカシーの無い杉村に、雫は憤慨。雫は杉村とはなんでも言い合える親友の仲なので、もう少し女心をわかってやれと叱るつもりで呼び出したのだが‥‥なんと杉村に告白されてしまったのである。
デリカシーの無い杉村と、鈍い雫。どっちもどっちの二人である。
雫は、今更そんなことを言われても困ると、泣きそうになった。
いままで二人でバカやって罵ったりドツキあっていたが、それは親友の仲だからできたこと。
意識しちゃったら、もうあの時の仲に戻ることはできないのである。
・悶々とした気分を払しょくさせるため、地球屋にやってきた雫。
店の前に陣取っていたボス猫に話しかけていると、店主の孫だとする嫌な少年が現れ、突っ立ってないで店に入るよう促された。
その時、彼が、雫より先に本を借りる謎の少年「天沢聖司」と知り、ショックを受ける。
雫にとって、『読書を嗜む爽やかな少年』のイメージとは真逆だったからだ。
しかし、彼の夢や情熱を知るにつれ、彼に対する悪いイメージは消え失せ、逆に憧れを抱くようになる。
自分が、のほほ〜んと「本が好き」と将来の事なんか考えていないのに、天沢聖司は自分の夢を持ち、一生の仕事としてやっていこうとしている。
彼の生き方を見せつけられ、雫も何か夢を持とうと思った。自分は本が好き。物語を作るのが好き。だったら──そうだ、小説を書こう!
書く題材は、地球屋にあった猫バロンに決めた。
相手が夢を追う姿を眺め、それが羨ましいなら、だったら自分もやればいいだけなのだ。
・聖司はイタリアに行き、夢に一歩近づいていく。
雫は焦りを感じ、小説づくりに没頭し、授業もそっちのけで成績はガクンと落ち、担任から「心ここにあらず」と呼び出される。
夢に向かって必死になっているのに水を差され、雫は怒りに任せて「高校なんか行かない!」と両親にブチ切れ。
しまいには家族会議に発展。「高校行くのを辞めてまで、今追っている夢が大事なのか?」と問われ、雫は静かに頷く。
雫の覚悟に、両親は根負けし、雫の夢を認めたのである。
二人はお互いに夢を追いまい進する。
しかし‥‥どんどん夢に近づいていく聖司に、雫は追い込まれていく。
耳をすませば
| アニメ
| Comment(0)
この記事へのコメント
コメントを書く

