監督:フィリップ・カウフマン
原作:ジャック・フィニィ
主演:ドナルド・サザーランド/ジェフ・ゴールドブラム
眠ってはいけない。眠れば、貴方の体は乗っ取られる──。
宇宙の辺境にある小さな不気味な惑星から、植物の胞子が地球に向けて飛来した。
胞子は地球の葉や土に着床し、またたく間に花を咲かせた。
その花は、大変かぐわしく美しく、女子供は摘んで持ち帰った。
エリザベスも、花の香りに足を止め、花を摘んで自宅の寝室に生け、その部屋で彼(ジェフリー)と一夜を共にした。
翌朝。
ジェフリーの様子がいつもと違っていた。
外見は彼であるのに──何かが違う。雰囲気?佇まい?人格?‥‥理由は分からないが、とにかく彼とは“別人”なのである。
エリザベスは、衛生局のマシューに打ち明けるが、そんな事はあり得ないと言ってなだめられてしまった。
しかしマシューは、エリザベスのように、「妻だけど妻じゃない」「夫だけど何かが違う」と喚く人々に遭遇するのである。
エリザベスは怯えながら呟いた。「昨日までの街が、今日は違っているの。全く別の街になっているわ。理由は分からない。でも‥‥何かがおかしいのよ」
一方、ジャック(ジェフ様
そんな折、妻より、自分そっくりの──植物で作られた“人の形をした物体”を見せられ驚愕する。
ジェフは、大急ぎで親友のマシューを呼びつけ、マシューはその“物体”を直接目にする事によって、エリザベスの奇妙な発言が、ここに結びついているのではないかと悟る。
マシューは、エリザベスがジェフリーに口封じされることを恐れ、彼女を探しに──そこで彼が見た物は、ジャック同様、エリザベスそっくりの、植物でできた“物体”であった。
マシューらは結論を導き出す。
その物体は、精巧にできた人間のコピー体で、街の人は、既に全てがコピー体である。
姿形も頭脳も記憶も変わりなく、ただ一つ、“感情”が存在しないだけで、本人そのものなのだと。
なるほど。だから奇妙な違和感が纏わりついていたのだ。
では、コピーされた本体はどうなるのか?恐らく‥‥痕跡を残さぬよう、コピー体に吸い込まれて消滅してしまうに違いない。
ジャックは、何故私達だけ無事なのだろう?尋ねるが‥‥
彼らに共通しているのは────眠っていないということだけだった。
この作品の恐ろしさは、眠っている間に、自分そっくりの“植物体”が作成されるということ。
植物体が完成した瞬間、植物体がその人間に成り替わり、元の体は植物体の中に吸い込まれてしまう‥‥つまりは乗っ取られる。
※ファイルの“ダウンロード”に似ている点があるかもしれません。
睡眠時間が長い者は、1日でダウンロードは完了し、植物体が完成した瞬間に元の体は消滅。
では睡眠時間が短い者は?実はダウンロードが中断されているだけで、眠れば、再びダウンロードが始まり、植物体が完成した瞬間に元の体は消滅。
要は眠らなければいいのだが、しかし眠らずにいられるわけがない為‥‥異星人から逃げたくても、逃げ道がないという絶望感が彼らを襲うのです。
1日、1日と、徐々に変わっていく街の姿。抗っても抗えない恐怖に怯える住人。
異星人が攻めてきているのに、その異星人が何処にいるかがわからない。
何度もリメイクが繰り返され、絶望を描いたホラー作品の中でも、今なお高評価される作品です。
私といえば、ジェフ様が出てきてキャーキャー言ってました。
今度の役は、美容風呂経営者の夫。自称天才と名乗るが、全く売れない作家。
蝿男を演じる前なので、まだ普通の役(?)。私は、蝿男を演じて以降の、奇抜な役が好きだ
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
De la Tromba Pavin
http://www.youtube.com/watch?v=X2oTtOJ5i1M
美容風呂で植物に聞かせていた歌
Amazing Grace
http://www.youtube.com/watch?v=V84STSWVp3g
船でさやを運ぶシーン

