レディホーク

1985年/米
監督:リチャード・ドナー
原作:エドワード・クマーラ
主演:ルトガー・ハウアー/ミシェル・ファイファー/マシュー・ブロデリック 他


剣と魔法が支配する世界。“これぞファンタジー”な作品です。

一人の黒衣の騎士がいた。この黒衣の騎士が素敵でして‥‥揺れるハート
黒衣のマントを翻し、馬を駆って、颯爽と風を切る騎士。彼の手には、1羽の鷹(タカ)が止まっていた。
騎士は鷹から目を離さず、いつも傍で見つめている。そして鷹も、彼の手から離れず、彼の腕の中で抱かれている。
実はこの騎士と鷹は恋人同士である。
彼らは以前まで、人間の姿であった。騎士は女性を愛し、女性も騎士を愛した。しかし、彼らの恋仲を妬んだ何者かが、二人に呪いをかけたのである。
その呪いとは──昼は女性を“鷹”に、夜は騎士を“狼”に変えてしまうという、とても残酷なものだった。

愛し合いながらも、二人は“人間”として出逢う事は出来ないのである。

昼から夜へと変わる‥‥その一瞬、二人は互いの“人間”の姿を確かめ合い──騎士は狼へと、その姿を変えたのである。
狼(騎士)の悲痛な遠吠えが、切なくて悲しいです。

女性は、必死になって呪いを解く方法を調べた。勿論、騎士も──。
だが、二人は“人間”として出逢えない為、情報を教えあったり、助け合うことが出来ない。
途方にくれた時、騎士は一人の男性と出会った。彼は、牢を逃げ出した少年。
騎士は、『鉄壁』ともいわれる牢を見事に抜け出す事が出来た少年の運の良さを知り──その少年に、自分の全てを賭けることにした。
会って間もない少年に全てを託す‥‥。とても不安なことですが、もうそれしか希望の光が残されていなかった騎士の切迫感が見て取れます。
でも騎士は、少年に頼んでいる身でありながら、「逃げたら殺す」「逃げたら斬る」とか叫んだり、剣の柄に手を当てて抜こうとして脅したり(笑)。少年が逃げ出せば、汗だくになって必死に探し回ったり‥‥たらーっ(汗)
「私達を助けてくれ、君しかいないんだ!!」 女性を救う為、騎士のプライドを捨て去り、必死に少年に懇願する様は、見ていて凄く切なかった。
騎士と女性は、人間の姿に変わるたびに、少年に情報を伝え、少年はその情報を元に呪いを解く方法を探っていく。
そんな毎日の中でも、夜が更け‥‥そして明けていく。その悲しい光景を目にした少年は、命を懸けて二人を守り抜き、救おうと決心するのである

とてもステキな話です。
剣と魔法の世界。
草原を駆ける馬。騎士も、ベタな『白馬に乗った王子様』では無い。渋くて、ダンディで、少し冷たい黒衣の騎士黒ハート
こんなステキなナバール騎士を演じるルドガーさんですが、『悪役=ルドガー』という程、映画では知れ渡っている。
 だからこそ、そのギャップにドキドキするというか何というか。

※因みに撮影は、ムチャクチャ大変だったそうですあせあせ(飛び散る汗)
CGが無い時代。視点を変えて、『鷹匠ルドガー』を堪能かわいい

エバー・アフター

1998年/米
監督:アンディ・テナント
脚本:ジョージ・フェントン
主演:ドリュー・バリモア/アンジェリカ・ヒューストン 他


母が早くに亡くなり、ダニエル(以後:シンデレラ)は、父子家庭で育っていた。
だが、シンデレラには母が必要と、父は新たな女性と再婚する。
シンデレラは乗り気で無かったものの、大好きな父が愛した女性なので、少し不服だが、笑顔で新たな母を受け入れた。
しかし数日後、父が突然亡くなってしまう。
あまりに突然のことで、シンデレラと継母も、泣いて夫の死を悲しんだ。

10年後‥‥シンデレラは、なんと継母と義姉の召し使いとして働かされていた
灰にまみれ、家族の食事、炊事・洗濯・掃除などの、一切の仕事を押し付けられていた。
しかしシンデレラは、いつでも笑顔を絶やさなかった。
いつか幸せになれる──それだけを支えにして生きようと思っていた。

ある日シンデレラが畑で農作業をしていたところ、飼っている馬を盗んだ男を見つける。
果物を投げつけたタックルしたり、やっとの思いで捕まえて問いただすと、何と『王子様』exclamation×2シンデレラは真っ青になり、慌ててひれ伏して謝罪したのである。

その後王子は、度々シンデレラの畑を訪れるようになった。
自分の周囲の貴婦人たちが、ドレスをとっかえひっかえ着飾っている中、全身泥だらけになって農作業をするシンデレラ。
王子は最初、そんなシンデレラを『変な女』と、興味本位で見ていたが、自分が王子だと知っても、気にもせず、屈託なく接してくるシンデレラに、いつしか王子は心惹かれてゆくのである。
そしてシンデレラも、泥だらけの自分を見ても嫌悪せずに話しかけてくれる王子に惹かれていった。

一方お城では、いつまでたっても結婚しようとしない王子の為に、王がお見合いを兼ねた舞踏会を企画する。
舞踏会場でシンデレラは、偽名を使って王子様の前に現れたのである。
今日だけは‥‥私は召し使いでなく、一人の貴婦人。
それは、灰かぶりと蔑まれてきたシンデレラが見せたせめてもの女心であった。
そしてこの舞踏会は、召し使いであるシンデレラが、今の生活から抜け出すための最後の手段であった。
王子は、会場に現れたシンデレラを見つけると嬉しそうに駆け寄ってゆく。
シンデレラは王子と2人で楽しい時をすごすが、継母は王子の目の前で「この女は召し使いである」とシンデレラの身の上を暴露するのである。

暴露された王子はショックを受け、「二度と私の前に現れるな」と叫び、怒って舞踏会を投げ出しまう。
おとぎ話では、「それでも私の愛は変わりません」と言うものだが‥‥この王子ときたら、自らの保身に回り、嘘をつかれたことに激怒し、王家の体裁を気にしシンデレラを追い出してしまう──(酷い)。
だが、そうは言っても、王子はやはりシンデレラの事が忘れられず、毎日のようにため息をついていた。
自分はシンデレラを愛しているのだと、改めて思い知らされ、例え召し使いであったとしても、シンデレラと一緒にいたいと願うのである。
しかし、召し使いを妃として迎えた前例はなく、王家を捨てて我が道を突き進むわけにもいかず‥‥王子は、どうしたらいいかわからなかった。

「幸せは自分の手で掴むもの」byシンデレラ。
他力本願ではなく、自分の力で手に入れようとするシンデレラがとにかく逞しい。
王子がとにかく優柔不断なので、結婚したらシンデレラが実権を握りそうで怖い(;^_^A。

挿入歌

Texas - Put Your Arms Around Me
http://www.youtube.com/watch?v=Eya9PkPPG0k
ED


ウィロー

1988年/米
監督:ロン・ハワード
原作:ジョージ・ルーカス
主演:ワーウィック・デイヴィス/ヴァル・キルマー/ジョアンヌ・ウォーリー 他


悪の女王バブモルダは、『腕に印のある子が自分を滅ぼす』という予言を受けた。
その後、予言通りに子は産まれてしまうが、助産婦は赤ん坊を哀れに思い、女王の手が届かぬよう川に流した。

とある国のネルウィン族に、赤ん坊は流れ着いた。
その赤ん坊は“巨人の子(ダイキニ族=人間)”で、近づくことを躊躇うウィローに対し、妻は可愛いと言って抱き上げた。
ウィローが恐る恐る赤ん坊を見ると、とても愛らしかった為、夫婦は我が子として村に内緒で育てることにした。
しかし、赤ん坊をウィローが匿った事が災いとなり、村は襲撃されてしまう。
長老は、赤ん坊をダイキニ族に返なければ村に更なる災いが降りかかると言い、返しに行けと命じる。
しかし村人の誰もが送り届ける役を嫌った為、ウィローが届ける役目を引き受け、親友のミーゴッシュと共に、旅に出ることになる。

道中、宙吊りの牢に閉じ込められているマッドマーディガンに出会い、「牢から出たら、俺が責任をもって育てる」と約束してくれた(本当は、単に牢から出たいだけである)
ウィローは、同じダイキニ族だというだけで、赤ん坊を託してしまう(怖)。
役目を終えほっとするウィローだが、赤ん坊はマッドマーディガンが目を放した隙に鷹に攫われてしまう。
「あぁ赤ん坊がー!」と落胆するウィロー(コントかたらーっ(汗))。
責任感の無いマッドマーディガンと、お人よしのウィロー(どっちもどっちである)。

仲間と共に牢に閉じ込められてしまうウィローだったが、妖精の女王シャーリンドリアが現われ、ウィローは赤ん坊をを守るために選ばれたのだと告げたのである。
ウィローは魔法使いを目指しており、その力を以って魔女を倒す力を秘めているというのだ。
赤ん坊を奪還し、魔法使いになって悪の女王を倒し、平和を取り戻すことをウィローは誓ったのである。

この作品は『指輪物語』。
ネルウィン(ホビット)族が、不吉と呼ばれる赤ん坊(指輪)を返す為に親友と共に旅立ち、道中戦士(マッドマーティガン)が仲間に加わる。
ロード・オブ・ザ・リングではCGを駆使して、イライジャ・ウッドらを縮小し、小さいホビット族を描きましたが、当時はCGなんて無かった時代‥‥。
小人症の方々を数百人集め、見事にネルウィン(ホビット)村を作り出しています。
ロード・オブ・ザ・リングより、スケールは大きいので、この作品こそ2部作3部作が必要だったと思いますが、ダラダラと続けず、スパッと2時間に収めたのが功を奏したのか(?)、ストーリーがなんとも分かやすい。
しかし、超展開で進んでいくため、息つく暇が無い‥‥たらーっ(汗)(映画って難しいですね)