ユー・ガット・メール

1998年/米
監督:ノーラ・エフロン
原作:ミクロス・ラズロ
主演:トム・ハンクス /メグ・ライアン/グレッグ・キニア 他


・キャスリーンは、母から受け継いだ本屋を営業しており、恋人のフランクと同棲生活をしていた。
キャスリーンは彼に内緒で、ネットで知り合ったハンドルネーム「NY52」とメル友であった。
NY52の正体は、ジョー・フォックス。恋人のパトリシアと同棲している。彼も彼女には内緒で、ハンドルネーム「Shopgirl」とメル友である。
で‥‥「Shopgirl」の正体は、キャスリーン。お互い現実世界に恋人がいる身だが、メールでのやり取りは、あくまでも『友達』である。

・ジョーはキャスリーンが営む店の近所に、大型店の本屋を建設していた。
キャスリーンは、大型の本屋が近所に開店すると知って大慌て。細々と営業しているキャスリーンの個人店なんか、あっという間に吹き飛ばされてしまうだろう。
個人店だって、その店にしかない強味でもあれば生き残れるかもしれないけど、冊数ではとうてい太刀打ちできないからなぁ。
電気店だっら、もしかしたらアフターケアを売りにすれば生き残れるかもしれないけど、本屋のアフターケアなんて無理だしなw
・ジョーは、敵情視察を兼ねてふとキャスリーンの店へ。
そこでキャスリーンに会いひとめぼれをしてしまう(この段階では、互いがメル友だとは知らない)。
ジョーはキャスリーンに、自分が大型店の本屋を建設している御曹司だとは‥‥言えなかった(今言ったら絶対嫌われるよ)。
しかしジョーがやろうとしていることは、悪いことではない。だって個人経営の本屋の近くに大型本屋を建設するのは、なんら違法ではないのだから。
建設したら、キャスリーンの店は潰れてしまうかもしれないけど(汗)、それでもジョーに責任自体は無いのである。

・ついに大型本屋が開店した。
低価格で本を売り、店内でゆっくりコーヒーを飲みながら本を読めるというおしゃれさが受け、大繁盛。
日本で販売する本は『再販制度』があり、全国どこで買っても同じ値段だが、アメリカは州によってはその制度が無く、自由に店が値段を決めていいのである(この作品での制度は不明だが)。
キャスリーンの店は、早くも閑古鳥が鳴き始め、みるみる売り上げが落ちていき、このままではヤバい雰囲気に💧
コーヒーを飲めるスペースがなければ、おしゃれさもないし、なんのサービスもない。このまま閉店する未来しか見えない状態に陥るのである。

・ある日、著者主催のパーティにキャスリーンとジョーが招かれた。
キャスリーンは、ジョーがパーティにいることに驚いた。
自分は本屋だからパーティに来るのはわかるが、どうしてジョーが来ているの?どうして招かれたの?
ここでキャスリーンは、ジョーの正体が『あの大型本屋の御曹司』だと知ったのである。
いわば自分の店をつぶそうとしている、憎むべき存在だ。キャスリーンは激怒しジョーに向かって暴言を吐き始めた。
「私の店が危機に陥ってるのはあなたのせいよ!」「私に嫌がらせをしているの!?」
暴言を吐かれたジョーだが、店を出店するのは合法であり、そんなことを言われる筋合いはないと言い返した。
確かにそうだが‥‥。納得のいかないキャスリーンは、パーティから帰宅後、メル友に不満をぶちまけたのである。そのメル友が、ジョーだと知らずに──。

相談されたジョー。どっかで聞いた話だなぁ〜と思いつつ(今罵声を浴びせらたんだよ💦)、送り主がキャスリーンとは知らないので、「それは大変だね。トンデモナイやつだな(←お前のことだろ)。死ぬ気で戦うべきだよ」と、アドバイスするのである。

そんな時、「NY52」から「会おう」と持ち掛けられて──。

この作品は、1940年公開の『桃色の店』のリメイクである。
当時は携帯もPCも無い時代のため、互いのやり取りは『文通』であった。
そして、58年後にリメイクされた本作『ユー・ガット・メール』。公開年は1998年。
Windowsが登場して3年後。PCは一般家庭に普及つつあったが、まだまだインターネットは駆け出しって感じ。
作品でのやりとりはメール。相手がメールを読んでくれたかはわからない。いつ返信してくれるかもわからない。ドキドキしながら待っている感じが初々しい。
ちなみにiPhone含め、スマートフォンは世に出ていない(iPhoneが発売されるのは、それから26年後なのだ!)ので、メールが届いたらプッシュ通知されるわけでもない。メールが届いたかどうかは、PCを起動してメールアプリを開くまでわからないのだ!
せめて『チャット』があればスムーズに連絡できるが、残念ながらまだその仕組みは開発されていない。

もし今、さらにリメイクしたら、SNSとかになっていくんだろうな。
時代のスピード感は恐ろしい。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

The Puppy Song - Harry Nilsson
https://www.youtube.com/watch?v=TU-lnBF4On0
OP〜クリックしながら宇宙から街並みへ

Dreams - The Cranberries
https://www.youtube.com/watch?v=Yam5uK6e-bQ
モノローグしながら街並みを歩くキャスリーン

Rockin' Robin - Bobby Day
https://www.youtube.com/watch?v=LklFP1IG9KY
お祭りで家族サービスをするジョー

Never Smile At A Crocodile - The Paulette Sisters
https://www.youtube.com/watch?v=7HkBW_FgobM
お祭りの帰りに、家族とキャスリーンの本屋に立ち寄るジョー

Splish Splash - Bobby Darin
https://www.youtube.com/watch?v=QSA-yHzkvP8
FOX書店開店

Dummy Song - Louis Armstrong
https://www.youtube.com/watch?v=xr_8k4i5kwk
新聞で顔を隠し、キャスリーンから逃げるように店を出るジョー

Tomorrow - Hallee Hirsh (uncredited)
https://www.youtube.com/watch?v=nNF1Rh1RQFo
ジョーの子供歌った歌
※カバー曲たくさんの為、管理人が好きなバージョンを‥‥

River
Written by Joni Mitchell
https://www.youtube.com/watch?v=nAK9Pj5-QXY
Tomorrowの後、皆で歌った合唱曲(原曲)

Remember - Harry Nilsson
https://www.youtube.com/watch?v=LIeLeIwwpHc
FOX書店の紙袋を提げた客の列に、落ち込むキャスリーン

Dream - Roy Orbison
https://www.youtube.com/watch?v=s0R8XZeIpy4
メールが来ないことに落ち込むキャスリーン

Lonely At The Top - Randy Newman
https://www.youtube.com/watch?v=Wjbjfm6ui3c
犬の散歩をするジョー

Signed Sealed Delivered I'm Yours - Stevie Wonder
https://www.youtube.com/watch?v=WvRwR-hZDVY
キャスリーンを見舞いに来たジョー

I Guess The Lord Must Be In New York City - Harry Nilsson
https://www.youtube.com/watch?v=2swOlajJ-zU
「やっぱり会いましょう」とメールを打つキャスリーン

Over The Rainbow - Harry Nilsson
https://www.youtube.com/watch?v=SZnJ37cGKUo
キャスリーンのメールの相手はジョーだった

Anyone At All - Carole King
https://www.youtube.com/watch?v=hn4pvXY-pYQ
ED-1

I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter - Billy Williams
https://www.youtube.com/watch?v=rxhT8T44bt8
ED-2

I Guess The Lord Must Be In New York City - Sinead O'Connor (as Sinead O'Connor)
https://www.youtube.com/watch?v=5E-e8LdGDl4
ED-3


ツレがうつになりまして

2011年/日
監督:佐々部清
原作:細川貂々
主演:宮アあおい/堺雅人/吹越満 他


・スーツを着た男性、通称「ツレ」が、自身のお弁当を作っている。
昨夜もまた眠れなかったようだ。一方、妻の「ハルさん」はまだ寝ている。
結婚5年目、ツレは超が付くほどの几帳面。ゴミ捨て場のゴミを見つめて、何か想いを馳せていた。
・ツレの業種は、サポートセンターに近い。
機械が動かない・壊れた・使えないだの、客のクレームに対して、真摯に対応するのが仕事である。
こういう仕事はストレスたまりそうだ‥‥。私もサポートとか時々受けるけど、明らかに自分の責任なのに、堂々と「パソコンが変」って言うんですよね。変なのはお前だろ!って‥‥言えないけど(汗)。
ハルさんは漫画家。アンケートの結果が悪くて、来月号で打ち切りになってしまうらしく、落ち込んでいた。
漫画家って自由気ままな仕事に思えるが、漫画家ってムチャクチャ大変ですよ。
私が時々アシしている漫画家は連載7本抱えているが、時々電話口で編集と大喧嘩している。
アニメ化もされているけど(観たこと無いけど)、アニメ化すると嬉しい半面、これが意外と厄介なんだそうで‥‥
子どもの頃は漫画家になりたかったけど、現実知ったら‥‥無理って思ったな。
でも不思議なことに「アンタの仕事は私には無理」と言われることもあって‥‥どんな職業を選んだとしても、結局『楽な仕事は無い』ってことなんだろう。
・ツレは昼休みになっても、先ほど受けたお客さんからのクレームの件で凹んでいた。
同僚もツレと同じ業務をしているが、「パソコンが使えないって、そんなのビルゲイツに言ってもらわないとねぇ」と笑っている。そして、そういうクレームを言うやつに限って、説明書なんてろくに読んではいないと笑っていた。
でもツレは、客の悪口は言わないよう窘める。客を責めるより前に、万人に理解できない説明書が悪いのだと言う。どうやらツレは、責任感が強すぎるみたいだ。
食欲がなく、同僚にお弁当をあげてしまう。同僚もツレと同じく客からクレームを受けている身だが、受け流せるタイプらしくいちいち気にしていないようである。
・翌朝、突然ツレがナイフを持ち、「死にたい」とハルさんに呟いた。ハルさんはその言葉に驚くも「こんなナイフじゃ死ねないよ」とキッパリ突っぱね、最近どこかおかしいから病院に行くように勧めるのであった。
病院に行ったところ「うつ病」と診断され、自分でも心の変調を感じていたらしく妙に納得するのであった。
ツレは心の変調より『頭痛/背中の痛み』を主に訴えていたが、それは『仮面うつ病』というものである。
仮面は直訳なので、お面ではなく『マスキング』が相応しい。マスキングシートというのがあるが、心の変調なのに体の変調が前面に出てしまうことによってマスキングされ、見えにくくなってしまっている状態である。
うつ病は誰にでも起こりうる普通の病なので、あまり特別視はしないほうがいい。しかし、「うつ病になってごめん」とツレは言い、ハルさは「気づかなくてごめん」と謝ってしまう。
ツレは自分を奮い立たせて会社に行こうとするが、電車に乗ることが出来ず、駅のトイレで吐いてしまう。
わけもわからず何かに急き立てられ焦っているような気分になり、会社に着いたそうそう社長の前で「僕、うつ病なんです」と言ってしまう。
一瞬空気が凍り付く社内だが、病気の宣言にはタイミングというものがあり、業務中にサラリと言うものでない。軽い場面での発言は軽く返されてしまう。案の定「この仕事量なら、みんなうつ病みたいなもんだよ」と返されて、それで終わってしまった。
・ハルさんは、ツレをうつ病にさせた会社なんか辞めてしまえ!と言い、辞表を出させる。
うつ病の病気の特徴として、一度やめるとドンドン嫌な事からやめ始め、食べるのをやめる→外出をやめる→人間関係をやめる→最悪自分の人生をやめるという極端な結論を招くケースもあるので、一般的に仕事は辞めるのではなく『休職』とするのが一般的なようですね。
・医者に日記を書くよう勧められたが、ネガティブな事しか書けない。でも、これは『認知行動療法』と言ってとても理にかなっています。
ストレスが溜まって頭の中で悶々と考えても解決策が見つからない場合、紙に書くと意外と解決策が見つかったり、例え解決策が見つからなくてもそれを紙で見ることによって「考えても無駄」「考えるだけ損」と思えるようになったりもするとか。
・ツレが無職になってしまったので、ハルさんが働かなくてはいけない。読者アンケートが悪く打ち切りなってしまうハルさんは焦り、「ツレがうつになりまして‥‥仕事をください!」と大声で頼み込んだ。
その発した声により、自己啓発本の挿絵を描くよう頼まれた。
しかし、仕事を受ければ当然『締め切り』というものがある。締め切り間近でピリピリしていたハルさんだが、ツレはハルさんの“話しかけるなオーラ”に気づかず、どうでもいい細かい指摘を延々と口にしてキレられてしまう。
ツレはシュンとなってしまいその場を去るが‥‥自分の全てを否定されたような気持になってしまったのか、お風呂で首を吊ろうとしてしまい、異変を感じたハルさんに発見されて事なきを得る。
自分は不要であり、居ても迷惑をかけるだけだと泣くツレに、ハルさんはただただ謝り続けるのであった。

映画化される以上多少の脚色はありますが、実話をもとにしている以上、本当に誰にでも起こりうる出来事として、共感して心配してしまう‥‥そんな作品でした。


マイレージ、マイライフ

2009年/米
監督:ジェイソン・ライトマン
原作: ウォルター・カーン
主演:ジョージ・クルーニー/ヴェラ・ファーミガ/アナ・ケンドリック他


・中年男性ライアンの仕事は、役に立たない人にリストラ宣告を告げる、いわばプロの『解雇宣告人』だ。
1年の大半は出張で、1か月弱だけ賃貸のマンションで暮らしている。
『我が家』と呼べる場はなく、もし呼ぶとしたら空港とかもしれない。とにかく家にいない。
超ミニマリスト。家族からも『いない人』扱いで、当然独身である。
・超ミニマリストのライアンにも、一応夢がある。それは航空会社のマイレージを貯めること。
電子マネーを貯めることが夢だなんて、言ってて悲しいものはあるが、ただひたすら貯め続けるということではない。
とりあえず1000万マイルを貯める。貯めて機長に会いたいと思っているのだ。
しかし、そんなライアンの生活を脅かす事態が起こった。
ある日、本社オマハに戻ったライアンは、社長が出した改革案に驚きを隠せなかった。
今度から解雇宣告はTV電話を通じて、リモートで行うというのだ。
リモートを使って解雇宣告をすれば、解雇宣告する為だけに他社に出向く必要が無くなり、往復の飛行機代の経費が浮く。
計算した結果、なんと85%もコストカットが出来る。なんで今までわざわざ出張して対面で解雇宣告していたのだろう。もっと早く導入すべきだったと悔やむのであった。
会社としては、85%もコストカットが出来るなら即採用案件だろう。
従業員も皆乗り気だ。飛行機の往復はぶっちゃけ疲れるし、出張せずにリモートで解雇宣告できるなら、楽ってもんだ。むしろ反対する理由が見つからない。
・その改革案に、猛反対したライアン。
対面することに意義があるんだ!リモート宣告は冷たい!顔を突き合わせないと見えないものがあるんだ!と『出張解雇宣告』を推しまくった。
ライアンにとっても、正直、解雇するのに対面だろうがリモートだろうがあまり大差ない‥‥とは思っている。
しかしリモートになってしまうと、自分のマイレージが貯まらなくなってしまうので、それを避けたいのだ。
ライアンは出張して対面での解雇を推しつづけ、「もしリモート宣告中に相手が怒ってログアウトしたらどうするんだ?」と不便さをアピールするが、仮に対面であっても、怒って部屋から出て行ってしまったら同じなわけだが💦
しまいには、『出張解雇宣告』の素晴らしさを直接見せてやりたいと、頼まれもしない教育係を名乗り出た(ライアンよ、そんなにマイル貯めたいか?っていうか、業務を私物化するな💢)
・ライアンは姉から、「挙式を控えている妹と婚約者のパネルを作りたいと思っているんだけど、そのパネルの背景を、ライアンが出張する先々での“有名な場所”にしたいのよ」とお願いされた。
妹の一生に一度の思い出だから、叶えてやりたい。そのためには、なんとしても『出張解雇宣告』を継続してもらわないとならないので、ライアンは教育係に熱を入れるのであった。
・しかし、アクシデントが発生する。
出張先でナタリーが解雇宣告をしたところ、説得に失敗してしまい、あわててライアンがフォローする羽目になってしまった。
続いての出張先では、解雇宣告に絶望した従業員から「橋から飛び降りて死んでやる!」と恨まれてしまう。
ライアンは、対面での解雇宣告にナタリーは向いていないと判断し、本当は反対していたが、リモートで解雇宣告をさせてみた。
すると今度は、あまりに機械的で事務的に対応をしてしまい、「もっと言い方があったのに‥‥」と、ナタリー自暴自棄に陥ってしまう(自暴自棄になりたいのは解雇された従業員でしょうが💧)。

ライアンは、解雇宣告が対面だろうがリモートだろうが、会社から『解雇されてしまう』相手にどこまで寄り添えるか、教育係になったのも何かの縁として、ナタリーに伝えるのであった。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

This Land Is Your Land - Sharon Jones & The Dap-Kings (as Sharon Jones & The Dap-Kings)
https://www.youtube.com/watch?v=XQ78uDio_ao
OP

Goin' Home - Dan Auerbach (as Dan Auerbach)
https://www.youtube.com/watch?v=1fQ8WNjrxOY
タルサ国際空港

O.P.P. - Naughty By Nature
https://www.youtube.com/watch?v=6xGuGSDsDrM
アレックスを15年後の目標とするナタリー

Good Times - Chic
https://www.youtube.com/watch?v=eKl6EZShaaw
バーで、デイヴという男性と一緒に踊るナタリー

Bust A Move - Marvin Young (as Young MC)
Courtesy of Delicious Vinyl
https://www.youtube.com/watch?v=xy4FXhkm6Nw
アルファ・テク社に特別ゲストで呼ばれたYoung MC

Time After Time - Cyndi Lauper
https://www.youtube.com/watch?v=VdQY7BusJNU
酔ったナタリーがカラオケで歌う(原曲)

Angel in the Snow - Elliott Smith
https://www.youtube.com/watch?v=eoGMr5d120s
地理の教室に案内するライアン

Help Yourself - 'Sad Brad Smith'
https://www.youtube.com/watch?v=S0g4GAYRQE4
妹ジュリーの結婚式

Taken At All - Crosby Stills Nash & Young
https://www.youtube.com/watch?v=FlCp3Q5Kzrs
解雇宣告“ターミネーター”に法務部が難色を示す

Be Yourself - Graham Nash
https://www.youtube.com/watch?v=jWrtQOgOlHY
ED1曲目

Up in the Air - 'Kevin Renick'
https://www.youtube.com/watch?v=FtEhCTvQHgo
ED2曲目