1997年/米
監督:ヤン・デ・ボン
音楽:マーク・マンシーナ
主演:サンドラ・ブロック/ジェイソン・パトリック/ウィレム・デフォー 他
・アニーは元恋人のジャックと別れてアレックスと付き合っていた。
しかし、彼の職業が元彼ジャックと同じSWATと知って、愕然とする。
新しい恋人には、元彼とは全く違う職業を──と思っていたのに。
『類は友を呼ぶ』というのか、それとも世間は狭いってやつか、ごくごくありえるシチュエーションである。
お互いの仕事が分かっているので、譲歩しあえる部分もあるが、仕事と家庭のオンオフはつけたいよね。
アレックスは、アニーを騙すつもりはなかったものの、言わなかった自分も悪いと反省し、豪華クルーズを招待するのであった。
・クルーズ船が出港。休暇を満喫すればいいものの、2人とも、どうしても不審者に目が行ってしまう(悲しき職業病)。
そして、本来、船内での不審物騒ぎに出くわす確率は限りなく低いのだが、なぜか2人が乗っている時に限って起こるという、アニメやドラマでよく目にする、俗にいう「あるある話」である。
アレックスが不審だと思ったのはガイガーという男。手持ちのゴルフバックを妙に気にする素振りを見せているのだ。
職業柄、怪しい人物を発見する能力が長けている。
しかし『怪しい』だけでは取り調べることはできない。それに‥‥今は休暇中で恋人のアニーと来ているのだ。
自分が隠し事をしたせいで怒っているアニーを慰めるためのクルーズ旅行なので、アニーを無視して仕事を優先するわけにもいかないのである。
実は、アレックスの勘は大正解で、ガイガーのゴルフバック内には爆弾の部品が入っており──男はエンジン室に忍び込んで制御システムを操作。更に操縦室にまで入り込み、盗聴器をしかけた。更に更に自動運行システムにも爆弾をしかけてしまったのである。
あの時職務質問をしておけば〜!!
・アレックスはアニーにプロポーズをしようとするが、緊張しているのかタイミングを逃していた。
その頃、船は自動操縦に切り替わったのだが、ガイガーの手により、あらぬ方向へと進み始めてしまう。
ガイガーは船長を海に叩き落し、船が大きく揺れ、乗客もさすがに異変を察知してパニック状態に。
ガイガーの要求に従い乗客は一斉に避難しはじめたが、アレックスは真相を探るために一人操縦室へ──。
休暇中なんだから、自分も今は一般客として一緒に逃げればいいのに‥‥。こういう変な“使命感”があるから、アニーは恋人には同業ではない人を──と望むのではないのか?
・ガイガーがなぜこのような犯罪を思いついたのか。
彼は、昔この船を設計者だった。といっても、航行プログラムの設計に携わっていた。
しかし会社はこのプログラムを独り占めし、特許をガイガーに与えることを許さなかった為、特許料がガイガーに支払われることは無かった。
その心労が祟ったかは知らないが、ガイガーは病気を患ったが、会社はガイガーを労わることをせず冷たく解雇したのである。
今回の犯罪は、ガイガーの会社への報復だったのである。
・アレックスはなんとか船を止めるため、自動操縦を無効にしようと操縦パネルを破壊し始めるが、船は止まらない。
肉体派のアレックス。人間相手ならやりやすいが、『プログラム』となるとどうしていいかわからんようだ。
しょうがないので、船に穴を開け、浸水させて減速させることに(超アナログだ‥‥頭の中まで筋肉ってこういうこと?)。
スピードが大当たりしたので、2を作りましたっていう感じ。
ストーリーはやっつけ感があり、ご都合主義で話が進んでいく。
船を止めるため、船体に穴を開けるという超アナログ方法は、少しドン引きで、何がしたいのかわからないという形となってしまった。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Crazy (Phil Chill 12 - by Mark Morrison
https://www.youtube.com/watch?v=8ueMsKKUoDo
ご用命の際は‥‥と、自分をごり押しするアシュトンをウザく思うアレックス
A Namorada - Carlinhos Brown
https://www.youtube.com/watch?v=F_3yNJXSN2U
船内デッキで踊っていた曲&ED
The Tide Is High - Maxi Priest
https://www.youtube.com/watch?v=2nhL34VGWXw
ゴルフバックはあったかと船員に聞くガイガー&ED
Can't Help Falling in Love - UB40
https://www.youtube.com/watch?v=vUdloUqZa7w
脂肪を食べなきゃと、ドカ食いするデブな船客たち
Tell Me Is It True - UB40
https://www.youtube.com/watch?v=LZ-gSlTQiRU
その後、歌手が歌った曲&ED
O Mio Babbino Caro - Victoria de los Angeles
https://www.youtube.com/watch?v=oi-oSnGfRM4
ガイガーが、自分の体をヒルに吸わせる
My Dream - Shaggy
https://www.youtube.com/watch?v=FktjcNrphtg
アニーの寝顔が美しかったからそのまま部屋を後にしたと言うアレックス
Every Breath You Take - Betty Wright
https://www.youtube.com/watch?v=tqNwjqksN0g
サイズがないといいながら、格好が決まっているアレックス
Some People - Rayvon
https://www.youtube.com/watch?v=oEnXLB401TA
ドレスが大人っぽいので、上着を着るよう叱られるドリュー。
Make Tonight Beautiful - Tamia
https://www.youtube.com/watch?v=km0acHJVXgs
アニーとアレックスのダンス(ドリューがエレベーターに乗ってしまった直後)
I Feel the Earth Move - Leah Andreone
https://www.youtube.com/watch?v=iS_neq0O2hE
ショッピング・フロアでかかっていた曲だと気づいたアニー。
You Can Get It If You Really Want - Jimmy Cliff
https://www.youtube.com/watch?v=18EAqHx2lMk
先週の名誉挽回に‥‥運転試験を受けるアニー
Never Give Up - Common Sense
https://www.youtube.com/watch?v=2nhL34VGWXw
ED
船内BGMとして、いろんな歌が重複してかかっています。
スピード2
| パニック
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宇宙戦争
2005年/米
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作: H・G・ウェルズ
主演:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング/ジャスティン・チャットウィン他
・地球人は、広い宇宙のどこかに『知的生命体』が存在しないかと常に探し続けているが、未だ見つからないでいる。
しかし、それは単に探すだけの技術が無いだけで、宇宙は生命に溢れている。
地球人は生命体を見つけ出せずにいるが、もしかしたら相手は、既に地球に知的生命体がいることを見つけているかもしれない。
果たして地球を見つけた時、相手はどうアクションを起こすのか?
もしかしたら侵略を狙っているかもしれない。それを地球人に悟られないよう、ずっと前から──その機を伺っているだけなのかもしれない。
・レイは、貨物用コンテナを積み下ろしする作業員。
仕事は優秀なのに家庭はズタボロで、妻と離婚をし、2人の子どもの親権が妻側にあることに不満を感じていた。
ある週末、元妻が旅行に行くため、2人の子どもを預かることになったレイ。
離婚したとはいえ、彼は2人の父親‥‥なのだが、2人の子どもはレイを無視。
そもそも、離婚の原因が『家庭を顧みない夫』だった為、母親の苦悩の日々を知っているのか、息子は父親であるレイに対して暴言を吐き、再会早々バカにして貶した。
更に、今週末に子どもと会う事は前々から決まっていたにも関わらず、子どもを迎える準備をせず、歓迎する食事も用意せず、家も散らかし放題で、息子は更に父親に反発するのであった。
・父親を好意的に思っていない息子は、父親が寝ている隙に、車を盗んでどこかへ行ってしまう。
探しに行こうと家に出ると、遠くに『巨大な黒い渦のようなもの』があるのを見つけ、首をかしげた。
その渦は気象現象とは異なり、レイたちの元へと向かってやってきて、しばらくの静寂の後、雷鳴が響き渡った。
一帯は停電し、何もかも電気が一切使えない状態となり、町は孤立したも同然となった。
電気どころか、自動車も動かず、電池も影響を受けたのか、腕時計すら動いていなかった。
レイに反発した息子も、自動車が動かなければ移動手段が無い為、なくなく不本意ながらレイの元へ──。
レイは雷鳴の正体が知りたくて、稲妻が20回以上連続して落ちたとされる交差点に向かうと、アスファルトの中から、巨大な円盤が現れたのである。
円盤には三脚のような足が付いており、自力で歩くようなしぐさを見せていた。
人間の科学力では不可能なのほどの精巧な円盤は、明らかに友好的ではないように思えた。
案の定、円盤からは手のような触手が現れたかと思うと、青いレーザー光線が発射。
それを浴びた人間は即死──というか、灰と化したのである。
命からがら帰宅したレイは、すぐさまロビーとレイチェルに共に逃げるよう叫び、逃げるように街を出ることに。
目の前で起きた惨状を、説明するレイだが、パニック状態で逃げてきたため、あまり覚えていない。
しかし、地下に元々隠されていた円盤機械が、突如人間を襲ったことと、攻撃を浴びた人間が一瞬にして灰と化したことを説明し‥‥宇宙人がずっと地球のせん滅を狙っていたことを知ったのである。
・命からがら逃げてきて、少し冷静になったレイ達は、エネルギー補給でもしようと、ロビーが持ってきた食料を食べようと提案する。
しかし‥‥ロビーが持ってきたのは、「塩・タバスコ・バター」と、調味料ばかり(笑)であり、肝心の『食べもの』は一つも無かった。
レイは怒り狂ってロビーを責めたが、ロビーは「それしか家になかったんだ!」と逆切れ。
その時レイは、いつもジャンクフードとデリバリーの毎日で、父親らしく自炊したことが無く‥‥買い置きの食料が買った記憶が無いことを思い出した(最低な父親だ)。
・円盤が、局所的ではなく世界各地に現れ、応戦むなしく主要都市はほぼ壊滅状態と聞かされたレイ。
自分のいる場所も“都市”のため、安全とは言い切れず、逃げようと提案するが、ロビーは反発する。
レイは父親としてロビーとレイチェルをどう守り、どこに移動し、どうやって生き延びようかと策を練って誘導しているが、ロビーには、父親が何もかも勝手に一人で決めて、あれこれ命令をしているようにしか見えなかった。
現にレイは今の今まで、ロビーとレイチェルに対して助言を求めることを一切しなかったのである。
更に、ひたすら『逃げるだけ』の父親の背中を見て、恥ずかしく、絶望をしていたと話す。
自分の居る国が──世界が──今危機に陥っている。
世界各地の軍隊は団結し、この未曾有の恐怖に立ち向かおうと奮起している。
自分も何かしなければ!
愛する国を守るため、世界を守るため、地球人として戦うべきだ!と、ロビーは拳を握りしめたのである。
・ロビーの命知らずな発言を一喝し、レイはあくまで『逃げる』ことを選択。
しかしレイ達は、他者を押しのけ、自分だけは助かりたいと思う浅はかな人間の愚かさを見ることとなる。
車で逃げる自分たちを取り囲んで脅し、車を奪って逃げ出そうとする人間達。それも一人や二人ではない。
レイは銃を突きつけたが、別の者から銃を突きつけられ‥‥車を捨てて立ち去るしかできなかった。。
宇宙人の狙いは、地球で自らの文明を作り上げることだった。
捕らえた人間の血を肥料として、自らの星の植物を育てている光景は、おぞまいしものがある。
最近の宇宙人襲来映画は、かつての『インデペンデンス・デイ』のように、「資源が欲しいから」という単純な理由ではなくなっていきている。
映画『プロメテウス』も、地球に人類が生まれた理由は偶然ではなく仕組まれたものでなかったというもの。
エイリアンの餌場として地球に目星をつけ、アダム(冒頭の白い人間)を送り込んで人間を誕生させ、家畜として飼っていた──というものだった。
監督はスティーヴン・スピルバーグ。
大の親日家のため、わざわざ公開前に日本限定のCMを作ってくれたり、作品内では、何体かのトライポッドを日本の大阪人が倒したというシーンがあり、何度もプッシュしてくれている。
軍隊を所有する各国が必死にあがいても倒せないトライポッドを、日本人の、しかも大阪の人たちが‥‥?いや、無理っしょ(;^ω^)。
しかも、倒したのは1体だけではないのが衝撃的であり、しかも、大阪人から『トライポッドを倒すマニュアル』が公開され(爆)、大阪人の勇敢さが際立つクライマックスは面白い。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Flatline - Aphasia
https://www.youtube.com/watch?v=0GUO1FhX8ws
ロビーがイアフォンで聴いている曲
Nobody Move - Capstone
https://www.youtube.com/watch?v=WtJsbULEqQ4
空が暗雲に包まれる
If I Ruled the World - Tony Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=SAv4JAfFauc
避難するレイたち
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作: H・G・ウェルズ
主演:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング/ジャスティン・チャットウィン他
・地球人は、広い宇宙のどこかに『知的生命体』が存在しないかと常に探し続けているが、未だ見つからないでいる。
しかし、それは単に探すだけの技術が無いだけで、宇宙は生命に溢れている。
地球人は生命体を見つけ出せずにいるが、もしかしたら相手は、既に地球に知的生命体がいることを見つけているかもしれない。
果たして地球を見つけた時、相手はどうアクションを起こすのか?
もしかしたら侵略を狙っているかもしれない。それを地球人に悟られないよう、ずっと前から──その機を伺っているだけなのかもしれない。
・レイは、貨物用コンテナを積み下ろしする作業員。
仕事は優秀なのに家庭はズタボロで、妻と離婚をし、2人の子どもの親権が妻側にあることに不満を感じていた。
ある週末、元妻が旅行に行くため、2人の子どもを預かることになったレイ。
離婚したとはいえ、彼は2人の父親‥‥なのだが、2人の子どもはレイを無視。
そもそも、離婚の原因が『家庭を顧みない夫』だった為、母親の苦悩の日々を知っているのか、息子は父親であるレイに対して暴言を吐き、再会早々バカにして貶した。
更に、今週末に子どもと会う事は前々から決まっていたにも関わらず、子どもを迎える準備をせず、歓迎する食事も用意せず、家も散らかし放題で、息子は更に父親に反発するのであった。
・父親を好意的に思っていない息子は、父親が寝ている隙に、車を盗んでどこかへ行ってしまう。
探しに行こうと家に出ると、遠くに『巨大な黒い渦のようなもの』があるのを見つけ、首をかしげた。
その渦は気象現象とは異なり、レイたちの元へと向かってやってきて、しばらくの静寂の後、雷鳴が響き渡った。
一帯は停電し、何もかも電気が一切使えない状態となり、町は孤立したも同然となった。
電気どころか、自動車も動かず、電池も影響を受けたのか、腕時計すら動いていなかった。
レイに反発した息子も、自動車が動かなければ移動手段が無い為、なくなく不本意ながらレイの元へ──。
レイは雷鳴の正体が知りたくて、稲妻が20回以上連続して落ちたとされる交差点に向かうと、アスファルトの中から、巨大な円盤が現れたのである。
円盤には三脚のような足が付いており、自力で歩くようなしぐさを見せていた。
人間の科学力では不可能なのほどの精巧な円盤は、明らかに友好的ではないように思えた。
案の定、円盤からは手のような触手が現れたかと思うと、青いレーザー光線が発射。
それを浴びた人間は即死──というか、灰と化したのである。
命からがら帰宅したレイは、すぐさまロビーとレイチェルに共に逃げるよう叫び、逃げるように街を出ることに。
目の前で起きた惨状を、説明するレイだが、パニック状態で逃げてきたため、あまり覚えていない。
しかし、地下に元々隠されていた円盤機械が、突如人間を襲ったことと、攻撃を浴びた人間が一瞬にして灰と化したことを説明し‥‥宇宙人がずっと地球のせん滅を狙っていたことを知ったのである。
・命からがら逃げてきて、少し冷静になったレイ達は、エネルギー補給でもしようと、ロビーが持ってきた食料を食べようと提案する。
しかし‥‥ロビーが持ってきたのは、「塩・タバスコ・バター」と、調味料ばかり(笑)であり、肝心の『食べもの』は一つも無かった。
レイは怒り狂ってロビーを責めたが、ロビーは「それしか家になかったんだ!」と逆切れ。
その時レイは、いつもジャンクフードとデリバリーの毎日で、父親らしく自炊したことが無く‥‥買い置きの食料が買った記憶が無いことを思い出した(最低な父親だ)。
・円盤が、局所的ではなく世界各地に現れ、応戦むなしく主要都市はほぼ壊滅状態と聞かされたレイ。
自分のいる場所も“都市”のため、安全とは言い切れず、逃げようと提案するが、ロビーは反発する。
レイは父親としてロビーとレイチェルをどう守り、どこに移動し、どうやって生き延びようかと策を練って誘導しているが、ロビーには、父親が何もかも勝手に一人で決めて、あれこれ命令をしているようにしか見えなかった。
現にレイは今の今まで、ロビーとレイチェルに対して助言を求めることを一切しなかったのである。
更に、ひたすら『逃げるだけ』の父親の背中を見て、恥ずかしく、絶望をしていたと話す。
自分の居る国が──世界が──今危機に陥っている。
世界各地の軍隊は団結し、この未曾有の恐怖に立ち向かおうと奮起している。
自分も何かしなければ!
愛する国を守るため、世界を守るため、地球人として戦うべきだ!と、ロビーは拳を握りしめたのである。
・ロビーの命知らずな発言を一喝し、レイはあくまで『逃げる』ことを選択。
しかしレイ達は、他者を押しのけ、自分だけは助かりたいと思う浅はかな人間の愚かさを見ることとなる。
車で逃げる自分たちを取り囲んで脅し、車を奪って逃げ出そうとする人間達。それも一人や二人ではない。
レイは銃を突きつけたが、別の者から銃を突きつけられ‥‥車を捨てて立ち去るしかできなかった。。
宇宙人の狙いは、地球で自らの文明を作り上げることだった。
捕らえた人間の血を肥料として、自らの星の植物を育てている光景は、おぞまいしものがある。
最近の宇宙人襲来映画は、かつての『インデペンデンス・デイ』のように、「資源が欲しいから」という単純な理由ではなくなっていきている。
映画『プロメテウス』も、地球に人類が生まれた理由は偶然ではなく仕組まれたものでなかったというもの。
エイリアンの餌場として地球に目星をつけ、アダム(冒頭の白い人間)を送り込んで人間を誕生させ、家畜として飼っていた──というものだった。
監督はスティーヴン・スピルバーグ。
大の親日家のため、わざわざ公開前に日本限定のCMを作ってくれたり、作品内では、何体かのトライポッドを日本の大阪人が倒したというシーンがあり、何度もプッシュしてくれている。
軍隊を所有する各国が必死にあがいても倒せないトライポッドを、日本人の、しかも大阪の人たちが‥‥?いや、無理っしょ(;^ω^)。
しかも、倒したのは1体だけではないのが衝撃的であり、しかも、大阪人から『トライポッドを倒すマニュアル』が公開され(爆)、大阪人の勇敢さが際立つクライマックスは面白い。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Flatline - Aphasia
https://www.youtube.com/watch?v=0GUO1FhX8ws
ロビーがイアフォンで聴いている曲
Nobody Move - Capstone
https://www.youtube.com/watch?v=WtJsbULEqQ4
空が暗雲に包まれる
If I Ruled the World - Tony Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=SAv4JAfFauc
避難するレイたち
| パニック
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ハンコック
2008年/米
監督:ピーター・バーグ
音楽:ジョン・パウエル
主演:ウィル・スミス/シャーリーズ・セロン/ジェイソン・ベイトマン 他
・ハンコックは、人間でありながら、人間とは思えない強靭な力を持ち、空を飛ぶことができ、なおかつ不死身の肉体を持つ男である。
彼こそは、ロサンゼルスが誇るスーパーヒーロー‥‥のはず‥‥だった。
しかし、皆、彼の事が嫌いだった。疎ましいと思ってさえいた。
助けを求められ、救助に向かったはいいものの、飛び立つ前の踏み込みで地面のアスファルトが抉られるため、舗装するまでその車線が使えなくなってしまう。
飛行中には飛行機とニアミス(危ない!)。標識を壊して交通事故を起こす。
折角市民を助けたのに「もっと静かに出来ないのか?」と叱られ、悪党を退治しても「辺りを破壊せずに戦えないのか」と、まるで感謝されない。
まるで台風が去った後の被害の後始末に追われ、損害を被るだけの市としては、悪態をつきたいのもわかる気がする。
ハンコックという超人的な存在がいる社会を、当たり前のように受け入れている市民が笑える。
・ある日、ハンコックは貨物列車と衝突しそうになった車の運転手を助けた。
その男の名はレイ。仕事は『広告戦略』。彼との出会いによって、ハンコックの運命は大きく変わることになる。
・レイはハンコックにイメージアップをするにはどうしたらいいかを教え、今までの“行き過ぎた行動”を全て詫び、検察の望むとおりに服役する事。とにかく『素直』に従うことを覚えさせた。
なぜ、服役させるのか──。ハンコックが牢屋に入っている間、ロサンゼルス内にはハンコックは不在となる。
つまり‥‥ハンコックがいなかったら、ロサンゼルスの治安はどうなるか。それを世間に知らしめてやろうと目論んだのだ。
案の定、ハンコックが不在になったロサンゼルスの治安は地に堕ち、あちこちで犯罪がのさばりはじめた。
警察も犯罪者に歯が立たず(っていうか、治安悪すぎ)、「あぁ‥‥やっぱりハンコックは必要だ!」と誰もがハンコックの復活を望んだのである。
ついに、警察はお手上げで、狙い通り、所長自らハンコックに助けを求めることとなる。
助けを求められたハンコックは、いとも簡単に銀行強盗犯を捕まえ、『市に平和が戻った』と、市民からの惜しみない拍手を浴びたのである。
・人から感謝される喜びを知ったハンコックは、打ち上げに参加。
レイとメアリーに、自らの過去を語りだし、マイアミで頭蓋骨を骨折するほどお大けがを負ったが、それより前の記憶が無いことを明かした。
打ち上げで仲間(?)と呼べる存在を得て、人にも感謝され、嬉しくなって有頂天になったハンコック。
ただ『良い人』を演じたところで、残念ながら『素』は変わらないもので‥‥。
メアリーに不意打ちにキスをしてしまう。ここまで打ち解けたら良いだろうと思うハンコックも酷いが、メアリーも負けてはいない。
ハンコックを突き飛ばしたのだが──。女性の力でここまで‥‥っていうか、人間とは思えない力で吹き飛ばされるハンコック。
実はメアリーも、ハンコックと同じ超人的な能力を持つ一人であった。
・超人的な力を持つことで、『人と違う』や『人間じゃない』とか、更には『化け物』とさえ蔑まれて心を病み、荒くれ者となったハンコック。
こんな力はてっきり自分だけだと思っていたが、同じ能力を持つ人間が‥‥こんなにも近いところにいたことに喜んだハンコックは、親愛的な気持ちでメアリーを呼び出すが、なぜか闘う羽目に──。
実はハンコックとメアリーは元夫婦。
ハンコックはその記憶を失くしていたのだった。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Move Bitch - Ludacris featuring Mystikal and I-20
https://www.youtube.com/watch?v=tw429JGL5zo
OP
Best Dressed Chicken In Town - Doctor Alimantado
https://www.youtube.com/watch?v=OhlAi2FfPhw
ハンコックが、自身をクズ呼ばわりした子を上空へ飛ばしてしまう
Wasted Days And Wasted Nights - Freddy Fender
https://www.youtube.com/watch?v=TUVgkXVDkBA
ハンコックに取られたパワーを取り戻したいと嘆く男性
Here I Come - The Roots ft. Malik B. and Dice Raw
https://www.youtube.com/watch?v=PcECnNRBhNs
ED1曲目
監督:ピーター・バーグ
音楽:ジョン・パウエル
主演:ウィル・スミス/シャーリーズ・セロン/ジェイソン・ベイトマン 他
・ハンコックは、人間でありながら、人間とは思えない強靭な力を持ち、空を飛ぶことができ、なおかつ不死身の肉体を持つ男である。
彼こそは、ロサンゼルスが誇るスーパーヒーロー‥‥のはず‥‥だった。
しかし、皆、彼の事が嫌いだった。疎ましいと思ってさえいた。
助けを求められ、救助に向かったはいいものの、飛び立つ前の踏み込みで地面のアスファルトが抉られるため、舗装するまでその車線が使えなくなってしまう。
飛行中には飛行機とニアミス(危ない!)。標識を壊して交通事故を起こす。
折角市民を助けたのに「もっと静かに出来ないのか?」と叱られ、悪党を退治しても「辺りを破壊せずに戦えないのか」と、まるで感謝されない。
まるで台風が去った後の被害の後始末に追われ、損害を被るだけの市としては、悪態をつきたいのもわかる気がする。
ハンコックという超人的な存在がいる社会を、当たり前のように受け入れている市民が笑える。
・ある日、ハンコックは貨物列車と衝突しそうになった車の運転手を助けた。
その男の名はレイ。仕事は『広告戦略』。彼との出会いによって、ハンコックの運命は大きく変わることになる。
・レイはハンコックにイメージアップをするにはどうしたらいいかを教え、今までの“行き過ぎた行動”を全て詫び、検察の望むとおりに服役する事。とにかく『素直』に従うことを覚えさせた。
なぜ、服役させるのか──。ハンコックが牢屋に入っている間、ロサンゼルス内にはハンコックは不在となる。
つまり‥‥ハンコックがいなかったら、ロサンゼルスの治安はどうなるか。それを世間に知らしめてやろうと目論んだのだ。
案の定、ハンコックが不在になったロサンゼルスの治安は地に堕ち、あちこちで犯罪がのさばりはじめた。
警察も犯罪者に歯が立たず(っていうか、治安悪すぎ)、「あぁ‥‥やっぱりハンコックは必要だ!」と誰もがハンコックの復活を望んだのである。
ついに、警察はお手上げで、狙い通り、所長自らハンコックに助けを求めることとなる。
助けを求められたハンコックは、いとも簡単に銀行強盗犯を捕まえ、『市に平和が戻った』と、市民からの惜しみない拍手を浴びたのである。
・人から感謝される喜びを知ったハンコックは、打ち上げに参加。
レイとメアリーに、自らの過去を語りだし、マイアミで頭蓋骨を骨折するほどお大けがを負ったが、それより前の記憶が無いことを明かした。
打ち上げで仲間(?)と呼べる存在を得て、人にも感謝され、嬉しくなって有頂天になったハンコック。
ただ『良い人』を演じたところで、残念ながら『素』は変わらないもので‥‥。
メアリーに不意打ちにキスをしてしまう。ここまで打ち解けたら良いだろうと思うハンコックも酷いが、メアリーも負けてはいない。
ハンコックを突き飛ばしたのだが──。女性の力でここまで‥‥っていうか、人間とは思えない力で吹き飛ばされるハンコック。
実はメアリーも、ハンコックと同じ超人的な能力を持つ一人であった。
・超人的な力を持つことで、『人と違う』や『人間じゃない』とか、更には『化け物』とさえ蔑まれて心を病み、荒くれ者となったハンコック。
こんな力はてっきり自分だけだと思っていたが、同じ能力を持つ人間が‥‥こんなにも近いところにいたことに喜んだハンコックは、親愛的な気持ちでメアリーを呼び出すが、なぜか闘う羽目に──。
実はハンコックとメアリーは元夫婦。
ハンコックはその記憶を失くしていたのだった。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Move Bitch - Ludacris featuring Mystikal and I-20
https://www.youtube.com/watch?v=tw429JGL5zo
OP
Best Dressed Chicken In Town - Doctor Alimantado
https://www.youtube.com/watch?v=OhlAi2FfPhw
ハンコックが、自身をクズ呼ばわりした子を上空へ飛ばしてしまう
Wasted Days And Wasted Nights - Freddy Fender
https://www.youtube.com/watch?v=TUVgkXVDkBA
ハンコックに取られたパワーを取り戻したいと嘆く男性
Here I Come - The Roots ft. Malik B. and Dice Raw
https://www.youtube.com/watch?v=PcECnNRBhNs
ED1曲目
| SF
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