スタンド・バイ・ミー

1986年/米
監督:ロブ・ライナー
脚本:ブルース・A・エヴァンス
主演:ウィル・ウィートン/リヴァー・フェニックス/コリー・フェルドマン 他


作家として活動していたゴーディは、ある日、「弁護士クリストファー・チェンパーズ・刺殺」という新聞記事を発見した。
クリストファーは、彼の親友であった。
子供の頃から日が暮れるまで友人と遊び、木の上に建てた小屋に集まっては、大人のふりをしてタバコを吸ったり、下ネタの話をしたり‥‥要は、悪いと思われる行為をしていた。
いつも笑顔が絶えない仲間ではあったが、それぞれが家庭環境に問題を抱えていて、自分の家庭環境を暴露できる仲も相まってか、4人の親友の関係は確固たるものになっていった。
ある日、4人が『やりがいのある冒険』をしたいと思っていたところ、『行方不明の少年が、森の奥で電車に撥ねられて死体は片づけられないままらしい』という情報を伝え聞く。
死体を発見するのは怖いものの、やりがいのある冒険であり、なおかつ英雄になれるかもしれないと思った4人は、死体を探しに行くことにする。

4人は鉄道の線路沿いを歩きながら、胸躍る夏の冒険の旅を開始することに。
しかし沿線を歩くのは危険で、電車と接触して一歩間違えれば自分が死体になるかもしれなかったり、沼地でヒルに襲われたり‥‥。
しかし、誰一人として引き返したり、「もうやめよう」とギブアップをすることはない。
ワクワク感が勝っているのだから。12歳の多感な少年たちにとって『死体探し』の冒険は、興味半分“度胸試し”半分と言ったところだ(日本でいう、肝試しかな?)
野宿もまた楽しい(横に死体があるかもしれないんだよ。よく眠れるな)。
リーダー格のクリスは皆を励まし、それぞれの家庭の事情で心が凹んだ仲間達──特に両親に疎まれているゴーディは、クリスの存在が大きいものになっていくのである。

翌日、とうとう4人は死体を見つけるのであった(おめでとうというべきか?)
すると、それを不良グループが現れて、死体を横取りしようとして‥‥(死体なんて欲しいか?)

原作は、ホラー映画の巨匠といわれる「スティーブン・キング」の短編小説「恐怖の四季-秋-」。
映画の見せ方で、ホラー作品も『冒険物語』に変貌してしまう。
因みに、アカデミー脚色賞にノミネートされているが、『脚色』という可愛いレベルではない(汗)。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

Rockin' Robin - Bobby Day
https://www.youtube.com/watch?v=LklFP1IG9KY
ラジオから流れる曲

Great Balls of Fire - Jerry Lee Lewis
https://www.youtube.com/watch?v=ZD8YPY8RBQc
チャーリー達の車内でかかっている曲

The Ballad of Paladin
https://www.youtube.com/watch?v=tgvxu8QY01s
線路を歩きながら、4人が歌った曲

Lollipop - The Chordettes
https://www.youtube.com/watch?v=A0kd-w7Xwd8
ラジオから流れる曲

Book of Love - The Monotones
https://www.youtube.com/watch?v=-xDwq8NM9G4
刺青を掘っているチャーリーら

Everyday - by Buddy Holly
https://www.youtube.com/watch?v=x4KN5j5X9ig
線路を歩く4人

Come Go with Me - The Del Vikings
https://www.youtube.com/watch?v=P1eU_lDQaVM
とんだ肝試しだったと笑う4人

Yakety Yak - The Coasters
https://www.youtube.com/watch?v=-WfDYssJMqs
車でチキンレースをするチャーリー達

Stand By Me - Ben E. King
https://www.youtube.com/watch?v=BTCfQ6Bb8QE
ED



アンドリューNDR114

1999年/米
原作:アイザック・アシモフ
監督:クリス・コロンバス
主演:ロビン・ウィリアムス/サム・ニール/エンベス・デイヴィッツ 他


僕は君を愛している。僕がただの機械ならば、この心はどこから来るのだろうか‥‥?

身の回りの世話をしてくれる『家庭用ロボット:アンドリューNDR114』。
主人は、購入したアンドリューを家に招くと、家族をリビングに呼んでこう言った。
「アンドリューには家族の身の回りの世話をさせる。確かに彼は“ロボット”だ。しかし‥‥彼は私達の大切な『家族』である」と──。
主人は、とくに長女グレース(以下:ミス)の目をじっと見つめ、少し怒りを込めながら言い聞かせる。
実はミスは、人間に忠実で『ロボット三原則』をバカ正直に守るアンドリューを面白がり、アンドリューに過酷な命令ばかりさせていたのである(「窓から飛び降りろ」などあせあせ(飛び散る汗))。

ロボットでありながら、『人』として扱われることになったアンドリューは、不思議な事に、徐々に“心”というものを持ち始める‥‥。

アンドリューは、次女アマンダ(以下:リトル・ミス)と特に仲が良く、人間の“兄妹”であるかのような関係だった。アンドリューは、リトル・ミスが本当に可愛くて、どんな時であっても、彼女の味方であった。
リトル・ミスはやがて美しい女性に成長し、アンドリュー以外の家族は、それぞれに年を重ねていった。
数年後、リトル・ミスは結婚をすることになった。アンドリューは彼女の結婚を心から祝福した。しかし、何故だか悲しかった。この気持ちが何なのか、この時のアンドリューには分からなかった。

それからまた数十年の月日が流れて‥‥‥‥。
アンドリューを購入した主人が、病に伏し、亡くなろうとしていた。
嘆くアンドリューに、リトル・ミスは、人間には『寿命』あり、寿命が訪れれば『死ぬ』ということを伝える。
アンドリューは、リトル・ミスの顔をふと見つめる。

───リトル・ミス。君も死ぬのだろうか?

それから、また数十年の月日が流れた。
リトル・ミスには孫(ポーシャ)が産まれ、アンドリューは、ポーシャの面影にリトル・ミスを感じた。
そんなリトル・ミスが病に伏している事を告げられ、アンドリューはポーシャと共に急いで病院に向かう。

リトル・ミスは、アンドリューに優しく看取られ‥‥静かに息を引き取った。
その時、孫のポーシャの目からは涙が溢れた。アンドリューは、その“涙”を見ながら震えていた。
「何故僕は泣けない!?心はこんなにも、張り裂けそうだというのに──!」

アンドリューは、かつて主人が亡くなった時に、涙に暮れるリトル・ミスの姿を思い出した。
彼女に瓜二つのポーシャを見るなり、アンドリューは急に恐ろしくなった。ポーシャも人間。いつか死ぬ日が来るのだ──!
愛する人が次々に亡くなってゆく現実。あまりにも残酷な仕打ち。彼は耐え難い孤独感に苛まれながらも、涙を流せない‥‥。彼は、泣くことが出来ない顔を抱えながら嘆いた。

「僕だって泣きたい。笑いたいし、怒りたい。そして──人を愛したい。僕がただの機械ならば、この心はどこから来るのだろうか?」

リトル・ミスの時にも感じていた心‥‥“兄妹”よりもっと強い感情‥‥‥。あの時は、それが何なのか分からなかったけど、“愛”であると、初めて知った‥‥。

※ロボットと人間の、純粋なラブストーリーです。


挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)

Sousa - Washington Post March
http://www.youtube.com/watch?v=gzIH7vytjEE
ロボット三原則のショーアップ

Lucia Popp - Mesicku na nebi hlubokom
http://www.youtube.com/watch?v=qZ5JwC08ytc
アンドリューが蓄音機で聴いていた曲

bing crosby - i found amillion dollar baby
http://www.youtube.com/watch?v=xbPeLevi-uQ
リトルミスとアンドリューが時計を掘りながら蓄音機で聞いていた曲

フォーレ - 組曲『ドリー』より「第1曲:子守唄」
http://www.youtube.com/watch?v=F6huXYlDhL0
リトルミスとアンドリューが一緒に弾いた曲

Muskrat Ramble
http://www.youtube.com/watch?v=VcBVQOXYo0k
アンドリューが独りで弾いた曲

Aretha Franklin - Respect
http://www.youtube.com/watch?v=6FOUqQt3Kg0
ガラテアがリンゴを買って帰るシーン

Aretha Franklin - (Sweet Sweet Baby)Since you've been gone
http://www.youtube.com/watch?v=LHVJU4Spe7c
ガラテアがポールに掴まりながら踊っていた曲

ドビュッシー - petite suite
http://www.youtube.com/watch?v=MjHWwW9Yuf0
ポーシャが弾いていた曲

harold arien - if onry had a heart
http://www.youtube.com/watch?v=biYKJ783yXA
ガラテアが歌っていた歌

Ella Fitzgerald - Embraceable You
http://www.youtube.com/watch?v=RF1yQMPMEMo
パーティの曲

Ella Fitzgerald - The Very Thought Of You
http://www.youtube.com/watch?v=XKq4CXsK9pA
アンドリューと踊るポーシャ

celine dion - then you look at me
http://www.youtube.com/watch?v=S_5nS12fNmw
ED

意外や意外、曲が多かった。
好きな映画なので、クレジットで検索して聞いた途端、映像が蘇ります♪
※綴りが…小文字大文字と乱れてますがご容赦を

 

ザ・ダイバー

2000年/米
監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア
脚本:スコット・マーシャル・スミス
主演: ロバート・デ・ニーロ/ キューバ・グッディング・ジュニア/シャーリーズ・セロン 他


黒人のカール。父は小作農の仕事を任されているものの、給料は過酷な労働に見合うものではなく、父はよく「自分のようになるな」と言っている。
そんなカールだが、海軍に入ることを夢見ていて、両親も彼の夢を応援してくれ、餞別にお手製のラジオを渡してくれた。
この別れを『根性の別れ』として胸に刻むよう伝えた。

ある日カールは職務の最中に、船に郵便物を届けに来たヘリが、海に墜落する様を目撃した。
その際、我が身を顧みず助けに向かった潜水士の姿に感動し、カールは自分の進むべき道を見つけることになった。

潜水士になるために、大佐に推薦状を書いてもらい、いざ訓練学校へ──。
だが、“黒人”という理由だけで、カールは入口で門前払いを受けてしまう。
見かねた教官が入学を認めて喜んだのもつかの間、訓練兵たちは、カールが“黒人”というだけで嫌悪感を抱き、痛めつけた。

潜水訓練中に事故が発生し、カールは訓練兵を救出したが、称えられ勲章をもらえたのは、白人の男性。
カールの功績は無かったことにされたが、「人の命を救えた。それでいい」と、カールは笑った。
う〜ん、あまりにも不公平。私だったら、あらゆる愚痴を吐いていそう。

『黒人を卒業させてはならない』とする学校は、と徹底的にカールを虐待し、自らここを去ると言い出すよう仕向けるが、カールは父との誓いを守る為、決して弱音を吐かなかった。
カールの熱意を感じとった教官は、彼を、黒人と言うだけで追い出して良いのか?と葛藤するものの、学校の方針に逆らうことなどできず、カールに卒業試験を休むように脅した(ひどい‥‥)。
だが、カールが試験に出ると言う(当たり前だ)。すると‥‥教官はカールのラジオを床に叩きつけて破壊した!

卒業試験をボイコットすることなく、カールがやってきた。
試験内容は、潜水をして、部品を組み立てること。工具や部品は後に陸から届けられることになっている。
教官は、学校関係者から『カールを受からせるな』と言われている為、わざと、カール宛に届ける工具袋にナイフで裂け目を入れて落とした。
カールの元に、バラバラに落ちてくる工具と部品。
他の訓練生が次々と組み立ててクリアする中、カールだけは陸に上がれない。
試験をボイコットしろ!と、教官は祈った。だが、カールはなかなか上がってこない。
海中で黙々と部品を拾い集め、凍えながら組み立てているのだ‥‥。
教官は、このような仕打ちを受けながらも、決してくじけずに試験を続けようとするカールに心を打たれた。
そして、最初は黒人という理由だけでカールを嫌っていた他の訓練生たちも、カールの“潜水士になりたい”という想いの深さを知るのである。

この映画は、カールが潜水士になるまでの成長を描いた作品だが、と同時に、教官の心の変化を描いた作品でもある。
最初は“黒人”というだけでカールを苛めるが、実は彼は、ただ“黒人”というだけ苛めていたわけではない。
上司の命令もあったが、自分が事故によって二度と潜れない体になり、自暴自棄になっていたからだった。
嫌々教官を押しつけられ、自分はもう海に潜れない体だというのに、訓練生は試験に合格すれば海に潜り活躍していく。その輝いている姿を見ることが耐え難い拷問だった。
その鬱憤を、カールを虐めることで晴らしていたのだ。
だがカールの熱意を見ている内に、自分も若いころ、潜水士になりたいと願っていた熱い心を思い出した。
そして、いつしかカールを応援したいと思うようになっていくのである。


I'm in Town - Frantic Faye Thomas
https://www.youtube.com/watch?v=UoZo3yvdHX8
郵便ヘリが海上に墜落する

Sunny Side of the Mountain - Hawkshaw Hawkins
https://www.youtube.com/watch?v=2LfW2QE9Dm0
ビリーの車内ラジオBGM

It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels - Kitty Wells
https://www.youtube.com/watch?v=E5Ikl-y_rZA
ビリーが喧嘩を売るなら買えと、バーへ案内するグウェン

Blue Yodel #4 - Bill Monroe
https://www.youtube.com/watch?v=9IaI2bG_Mxw
ビリーが、カールのラジオを床にたたきつけて壊す

I Want You to Be My Baby - The Count
https://www.youtube.com/watch?v=be8EQK41PHA
直されたラジオから流れた曲

I Wish It Would Rain - The Temptations
https://www.youtube.com/watch?v=Z-es4Q8AJaU
脚の切断後、リハビリに励むカール

Win - Brian McKnight
https://www.youtube.com/watch?v=kbE2YOYk5rc
ED