2006年/米
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作: ポール・ギャリコ
主演:カート・ラッセル/ジョシュ・ルーカス/リチャード・ドレイファス 他
・800の客室と13のデッキ。トレーニングジム・ディスコ・プールなどの娯楽施設を持つ、まるでホテルのような豪華客船「ポセイドン」。
ポセイドンは海の神にちなんだ名で、まさに海の中に浮く街のような豪華絢爛な造りとなっている。
乗客は道楽に明け暮れた大金持ちかと思いきや、一般人もいる。
でも、超大型豪華客船の名もあって、比較的有名人が多いような感じで、乗客には元市長もいる。
でも‥‥明らかに場違いな乗客もいて、なんと無賃乗車‥‥ならぬ無賃乗船?もいたりする。
名はエレナ。無賃乗船して、ちゃっかりビュッフェなんざ口にしているが、4000人もの乗客がいたら、自分一人くらいいても誰も気づかんだろう。バレたらそんとき考えればいいさと腹をくくっていた。
・大晦日パーティで、船内は大盛り上がり。誰もエレナが無賃乗船だと知る者もいない。
船長の乾杯によって、宴が始まり、誰もが楽しんでいた。
しかし‥‥ブリッジで水平線を調べていた航海士が、ふとした異変に気付く。
40mを超えるであろう巨大な波が、ポセイドン号に迫ってきていたのだった。
航海士は必死に巨大波を回避しようと舵を取ろうとするものの‥‥間に合わない。
進路を変えることができず、ポセイドン号は巨大波に飲み込まれてしまう。
大盛り上がりの船内はたちまち大パニックとなり、パーティー会場には大量の海水が浸水しはじめた。
この時、船上から、身投げをしようとしていたリチャードだったが、巨大波がポセイドン号を襲うのを間近で見た途端、自殺志願も吹っ飛んでしまい、助かるために全力を尽くすことになるのだった。
・船内は騒然と化す。
ここで危険なのは、パニックを起こすことだった。
我が身に起きたことがわからず、ただ右往左往していた乗客は、一瞬にして波にのまれ、命を落としていった。
船の構造を知る船長は、水面下ではあるが助かる確率の高いダンスホールに乗客を誘導し、そこに待機することにした。
‥‥大丈夫なの?水面より下なんでしょ?
同じこと思ったのか、乗客の一部は、ここにいたらヤバいと、船長の指示に従わずに、独自に助かる方法を求めてダンスホールを出て行ったのだった。
私も船長の意思には従えないかも‥‥。だって水面より下なんだよ?いくら気密性があるって言われてもねぇ‥‥。
船長の指示に従って気密性の高い場所に避難してとどまる(でも水面下)or乗客と他ルートから助かる道を模索する乗客。
いったいどちらが助かるのだろうか?
なおこの物語は、原作者が体験したクィーン・メリー号で起きた事故をモデルに書いた作品である。
実際には、船体が激しく傾いただけで事故扱いにはなっていないものの、船内パニックや避難誘導、備品が崩れ落ちる様子、浸水→転覆は、タイタニック号の悲劇が元になっており、そのため、この映画自体は実話ではない。
ちなみに、タイタニック号の悲劇は、各年代で映画になり、『アトランチック』『タイタニックの最期』『SOSタイタニック/忘れえぬ夜』等多々あるが、当時は撮影技術が無かったため、乗客や船員の人情を全面に描く作品だった。
しかしVFXが進み、スティーブン・スピルバーグ監督が、タイタニック号の浸水→転覆までを忠実に描いた『タイタニック』が完成する。
さらにこの『ポセイドン』も、VFX技術により再現された映画であり、元は『ポセイドンアドベンチャー』が元ネタである。
挿入歌(紹介文については、歌が流れていた『場面』を指します)
Bailamos - Fergie
https://www.youtube.com/watch?v=eM9Voy_xANQ
船上のコンサート
Won't Let You Fall - Fergie
https://www.youtube.com/watch?v=22mRO-Zmdcc
船上のコンサート&ED
Be Without You (Moto Blanco Vocal Mix) - Mary J. Blige
https://www.youtube.com/watch?v=xkO1RZzh0So
船上のダンスパーティ
Let's Get Loud
https://www.youtube.com/watch?v=Pu1tIIdLYKE
船上でのダンスパーティ
Auld Lang Syne (蛍の光)
https://www.youtube.com/watch?v=OgYWssWn7uQ
新年を祝う観客とスタッフ達
ポセイドン
| パニック
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鍵泥棒のメソッド
2012年/日
監督:内田けんじ
主演:堺雅人/香川照之/広末涼子 他
・某出版社で編集長として働く香苗は、部下たちに「私、結婚します!」宣言。
正確には『これから結婚相手を見つけて結婚します』だった。
男性部下が「自分が立候補しても良いですか?」と問うと、「職場内には自分の結婚相手へ求める条件を満たす男性はいません」と即答。
同じころ、殺し屋として働く山崎は、ヤクザから依頼された社長殺しを実行していた。
さらに同じころ、売れない役者で貧乏暮らしをしている桜井は、人生に絶望するあまりに首つり自殺を図るも失敗におわる。汗をかいたため、はした金を持って銭湯へ行くことにした。
銭湯には、一仕事を終えた山崎も訪れており、山崎と桜井はロッカーが隣同士となった。
桜井は、金持ちそうな格好で財布も札ではち切れそうな山崎を羨ましく思い、対して貧相な自分の姿に一層絶望感がつのった。
そんな山崎が、浴場で石鹸で滑って転倒して意識を失ってしまう。
桜井は魔が差したのか、意識を失っている山崎が手に着けていたロッカーの鍵を自分のとすり替え、大金をせしめてしまう。
・山崎の財布には、100万ほど入っていた。
計画性のない桜井は、貯金すら無かったため何人かの知人から借金をしており、その金で借金を返済して回り、元婚約者にも金を返済した。
実は桜井が振られた理由は、貯金が無い・金遣いが粗い・将来への計画性ゼロだから(確かに、こんなダメ男と結婚したら不幸になるよ)。
一方山崎は、桜井とは全く違って、几帳面で計画性のある男だった。
記憶喪失となって絶望しながらも、それでも今の状況を整理して、懸命に順応しようとしていた。
そんな山崎は、たまたま入院中の父を見舞うために病院に着ていた香苗と出会った。
自分の事を知るために情報を得ようと前向きに奮闘する健気な山崎の姿に、香苗は興味を覚え協力者になると申し出たのである。
・山崎の自宅の鍵をゲットした桜井は、山崎の高級マンションに潜入(本当にクズだな)。
貧乏な自分とはかけ離れた生活を送っているであろう山崎に嫉妬しながら、クローゼットを物色していると、銃を発見して飛び上がった。
そんな時に、山崎のスマホ宛に着信があったので出てみると、今回の仕事のギャラをどうやって受け取りたいかという連絡だった。
そこで初めて、山崎が普通の人間でないことを悟り、慌てだすのであった(遅い!っていうか、アンタも犯罪者だから!)。
・山崎が受け取るギャラを、桜井のアパートのポストに入れるよう頼んでいた桜井は、金が入ってるかとポストを物色していた。
そこへ、帰ってきた山崎と遭遇し、同じく山崎を心配して訪れた香苗も現れ、3人で桜井のアパートへ。
山崎が見せたのは、かつて桜井が自暴自棄になっていた生活のありさまだった。
「どうやら僕は死のうとしていたそうです」と、遺書を見せる。
自分の記憶には無いと山崎は言うが、そりゃぁこれを書いたのは桜井だから当然だ。
部屋は奇麗に片付いてはいるが、ここに来たときは散々なありさまで、「そりゃ死にたくなりますよね〜」と声を荒げた。
桜井は、あらためて自分の書いた汚い筆跡の遺書を見せられ、猛烈に恥ずかしくなってしまった。
遺書を書いた時は死ぬ気満々だから勢いで書いたが、もはやその気がなくなった今、冷静になって読んでみると‥‥酷い。
・山崎と香苗は、次第に距離を縮めていった。もはや互いに好き同士だが、山崎は記憶喪失中なので香苗に対してあまり積極的にアプローチはできておらず、遠慮があるようだった。
というか、恋愛以前に、自分を取り戻すために必死で、記憶喪失になる前の生活をしていれば何か思い出すかもしれないと信じ、懸命に仕事をする日々である。
とはいっても、桜井がしていた仕事を引き継いでいる形になっていて、それは殺し屋の山崎には合ってない仕事なのだが、それでも必死に仕事をこなす。
そんな山崎の姿に香苗は惚れてしまい、プロポーズをしてしまう。
・ある日、香苗の父親が亡くなってしまい、山崎は香苗の父親の葬儀に出席することとなった。
香苗の家に招かれ、かつて香苗の父が好きだったレコードをかけた。
その時‥‥山崎の笑顔が消える。すべてを思い出したのだ!
監督:内田けんじ
主演:堺雅人/香川照之/広末涼子 他
・某出版社で編集長として働く香苗は、部下たちに「私、結婚します!」宣言。
正確には『これから結婚相手を見つけて結婚します』だった。
男性部下が「自分が立候補しても良いですか?」と問うと、「職場内には自分の結婚相手へ求める条件を満たす男性はいません」と即答。
同じころ、殺し屋として働く山崎は、ヤクザから依頼された社長殺しを実行していた。
さらに同じころ、売れない役者で貧乏暮らしをしている桜井は、人生に絶望するあまりに首つり自殺を図るも失敗におわる。汗をかいたため、はした金を持って銭湯へ行くことにした。
銭湯には、一仕事を終えた山崎も訪れており、山崎と桜井はロッカーが隣同士となった。
桜井は、金持ちそうな格好で財布も札ではち切れそうな山崎を羨ましく思い、対して貧相な自分の姿に一層絶望感がつのった。
そんな山崎が、浴場で石鹸で滑って転倒して意識を失ってしまう。
桜井は魔が差したのか、意識を失っている山崎が手に着けていたロッカーの鍵を自分のとすり替え、大金をせしめてしまう。
・山崎の財布には、100万ほど入っていた。
計画性のない桜井は、貯金すら無かったため何人かの知人から借金をしており、その金で借金を返済して回り、元婚約者にも金を返済した。
実は桜井が振られた理由は、貯金が無い・金遣いが粗い・将来への計画性ゼロだから(確かに、こんなダメ男と結婚したら不幸になるよ)。
一方山崎は、桜井とは全く違って、几帳面で計画性のある男だった。
記憶喪失となって絶望しながらも、それでも今の状況を整理して、懸命に順応しようとしていた。
そんな山崎は、たまたま入院中の父を見舞うために病院に着ていた香苗と出会った。
自分の事を知るために情報を得ようと前向きに奮闘する健気な山崎の姿に、香苗は興味を覚え協力者になると申し出たのである。
・山崎の自宅の鍵をゲットした桜井は、山崎の高級マンションに潜入(本当にクズだな)。
貧乏な自分とはかけ離れた生活を送っているであろう山崎に嫉妬しながら、クローゼットを物色していると、銃を発見して飛び上がった。
そんな時に、山崎のスマホ宛に着信があったので出てみると、今回の仕事のギャラをどうやって受け取りたいかという連絡だった。
そこで初めて、山崎が普通の人間でないことを悟り、慌てだすのであった(遅い!っていうか、アンタも犯罪者だから!)。
・山崎が受け取るギャラを、桜井のアパートのポストに入れるよう頼んでいた桜井は、金が入ってるかとポストを物色していた。
そこへ、帰ってきた山崎と遭遇し、同じく山崎を心配して訪れた香苗も現れ、3人で桜井のアパートへ。
山崎が見せたのは、かつて桜井が自暴自棄になっていた生活のありさまだった。
「どうやら僕は死のうとしていたそうです」と、遺書を見せる。
自分の記憶には無いと山崎は言うが、そりゃぁこれを書いたのは桜井だから当然だ。
部屋は奇麗に片付いてはいるが、ここに来たときは散々なありさまで、「そりゃ死にたくなりますよね〜」と声を荒げた。
桜井は、あらためて自分の書いた汚い筆跡の遺書を見せられ、猛烈に恥ずかしくなってしまった。
遺書を書いた時は死ぬ気満々だから勢いで書いたが、もはやその気がなくなった今、冷静になって読んでみると‥‥酷い。
・山崎と香苗は、次第に距離を縮めていった。もはや互いに好き同士だが、山崎は記憶喪失中なので香苗に対してあまり積極的にアプローチはできておらず、遠慮があるようだった。
というか、恋愛以前に、自分を取り戻すために必死で、記憶喪失になる前の生活をしていれば何か思い出すかもしれないと信じ、懸命に仕事をする日々である。
とはいっても、桜井がしていた仕事を引き継いでいる形になっていて、それは殺し屋の山崎には合ってない仕事なのだが、それでも必死に仕事をこなす。
そんな山崎の姿に香苗は惚れてしまい、プロポーズをしてしまう。
・ある日、香苗の父親が亡くなってしまい、山崎は香苗の父親の葬儀に出席することとなった。
香苗の家に招かれ、かつて香苗の父が好きだったレコードをかけた。
その時‥‥山崎の笑顔が消える。すべてを思い出したのだ!
| ドラマ
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耳をすませば
1995年/日
監督:宮崎駿
原作: 柊あおい
・読書が趣味の中学3年生の女の子、月島雫。
仮にも受験生だが、一度に十何冊の本を借りて読みまくっている。
ある日、雫が借りてきた図書の貸し出しカードに、「天沢聖司」という名前があることに気づいた。
自分が借りた本の多くに「天沢聖司」が登場していて、会ったことも無い彼を意識するようになる。
・雫は、親友の夕子に、自身が考えた「カントリー・ロード」の歌詞を見せて「どう思う?」と尋ねる。
その歌詞は‥‥森林を切り崩し、谷を埋め、川を堰き止めてコンクリートで街を造り返るというものだった(汗)。
因みに「カントリーロード」の原曲は、1971年。
原曲では、『自分は故郷にいるべき。だから帰りたい』という歌で、歌詞の途中では、既に車で田舎道を走っているのか「この道を走っていると、昨日帰るべきだったと思う」となっている。
しかしジブリ版では、『帰りたいけど帰らない』という旅立ちの歌に変わっている。
歌のリズムはやや遅く、曲調のアップダウンもなく、歌いやすく、ジョン・デンバーの発音も聞きやすく、使用単語も簡単なため、英語の勉強用に課題曲として使用されることが多い。
・親友の夕子に、今度はちゃんとしたカントリー・ロードの訳詞を見せて、相談をしていた雫。
夕子と別れて帰る道中、図書館で借りた本をベンチに置いたままだったことを思い出し、大慌てで取りに行くと、知らない少年が、雫の借りた本を読んでいた。
雫に本を返しながら、「『コンクリート・ロード』はやめたほうがいい」と、笑った少年。
おふざけで作った訳詞を読まれた雫は赤面するのであった。
・ある日、雫は父が家に忘れた弁当を送り届ける(電車を乗り継いでまで届ける必要あるのかね?父だって、忘れたら弁当でも自分で買うだろ)。
途中でボス猫のような体格の良い猫に遭遇し、興味本位についていく。
そこで、「地球屋」というアンティークショップを見つけ、猫の人形バロンに魅了される。
店主に出会い、あれこれ話しているところで、弁当を届けている最中だと気づき、あわてて店を後にするが、弁当を忘れてしまうが(忘れ物の多い家族だな💧)、例の少年が現れ、雫に忘れ物の弁当を届けてくれたのであった。
・新学期。夕子に呼び出された雫は、泣きはらした夕子の相談に乗ることに。
夕子は杉村が好きだった。ある日杉村に呼び出され、てっきり告白?してくれるのかも‥‥と期待していたら、「別の女の子に手紙を渡してくれ」と言うものだった。
あまりにもデリカシーの無い杉村に、雫は憤慨。雫は杉村とはなんでも言い合える親友の仲なので、もう少し女心をわかってやれと叱るつもりで呼び出したのだが‥‥なんと杉村に告白されてしまったのである。
デリカシーの無い杉村と、鈍い雫。どっちもどっちの二人である。
雫は、今更そんなことを言われても困ると、泣きそうになった。
いままで二人でバカやって罵ったりドツキあっていたが、それは親友の仲だからできたこと。
意識しちゃったら、もうあの時の仲に戻ることはできないのである。
・悶々とした気分を払しょくさせるため、地球屋にやってきた雫。
店の前に陣取っていたボス猫に話しかけていると、店主の孫だとする嫌な少年が現れ、突っ立ってないで店に入るよう促された。
その時、彼が、雫より先に本を借りる謎の少年「天沢聖司」と知り、ショックを受ける。
雫にとって、『読書を嗜む爽やかな少年』のイメージとは真逆だったからだ。
しかし、彼の夢や情熱を知るにつれ、彼に対する悪いイメージは消え失せ、逆に憧れを抱くようになる。
自分が、のほほ〜んと「本が好き」と将来の事なんか考えていないのに、天沢聖司は自分の夢を持ち、一生の仕事としてやっていこうとしている。
彼の生き方を見せつけられ、雫も何か夢を持とうと思った。自分は本が好き。物語を作るのが好き。だったら──そうだ、小説を書こう!
書く題材は、地球屋にあった猫バロンに決めた。
相手が夢を追う姿を眺め、それが羨ましいなら、だったら自分もやればいいだけなのだ。
・聖司はイタリアに行き、夢に一歩近づいていく。
雫は焦りを感じ、小説づくりに没頭し、授業もそっちのけで成績はガクンと落ち、担任から「心ここにあらず」と呼び出される。
夢に向かって必死になっているのに水を差され、雫は怒りに任せて「高校なんか行かない!」と両親にブチ切れ。
しまいには家族会議に発展。「高校行くのを辞めてまで、今追っている夢が大事なのか?」と問われ、雫は静かに頷く。
雫の覚悟に、両親は根負けし、雫の夢を認めたのである。
二人はお互いに夢を追いまい進する。
しかし‥‥どんどん夢に近づいていく聖司に、雫は追い込まれていく。
監督:宮崎駿
原作: 柊あおい
・読書が趣味の中学3年生の女の子、月島雫。
仮にも受験生だが、一度に十何冊の本を借りて読みまくっている。
ある日、雫が借りてきた図書の貸し出しカードに、「天沢聖司」という名前があることに気づいた。
自分が借りた本の多くに「天沢聖司」が登場していて、会ったことも無い彼を意識するようになる。
・雫は、親友の夕子に、自身が考えた「カントリー・ロード」の歌詞を見せて「どう思う?」と尋ねる。
その歌詞は‥‥森林を切り崩し、谷を埋め、川を堰き止めてコンクリートで街を造り返るというものだった(汗)。
因みに「カントリーロード」の原曲は、1971年。
原曲では、『自分は故郷にいるべき。だから帰りたい』という歌で、歌詞の途中では、既に車で田舎道を走っているのか「この道を走っていると、昨日帰るべきだったと思う」となっている。
しかしジブリ版では、『帰りたいけど帰らない』という旅立ちの歌に変わっている。
歌のリズムはやや遅く、曲調のアップダウンもなく、歌いやすく、ジョン・デンバーの発音も聞きやすく、使用単語も簡単なため、英語の勉強用に課題曲として使用されることが多い。
・親友の夕子に、今度はちゃんとしたカントリー・ロードの訳詞を見せて、相談をしていた雫。
夕子と別れて帰る道中、図書館で借りた本をベンチに置いたままだったことを思い出し、大慌てで取りに行くと、知らない少年が、雫の借りた本を読んでいた。
雫に本を返しながら、「『コンクリート・ロード』はやめたほうがいい」と、笑った少年。
おふざけで作った訳詞を読まれた雫は赤面するのであった。
・ある日、雫は父が家に忘れた弁当を送り届ける(電車を乗り継いでまで届ける必要あるのかね?父だって、忘れたら弁当でも自分で買うだろ)。
途中でボス猫のような体格の良い猫に遭遇し、興味本位についていく。
そこで、「地球屋」というアンティークショップを見つけ、猫の人形バロンに魅了される。
店主に出会い、あれこれ話しているところで、弁当を届けている最中だと気づき、あわてて店を後にするが、弁当を忘れてしまうが(忘れ物の多い家族だな💧)、例の少年が現れ、雫に忘れ物の弁当を届けてくれたのであった。
・新学期。夕子に呼び出された雫は、泣きはらした夕子の相談に乗ることに。
夕子は杉村が好きだった。ある日杉村に呼び出され、てっきり告白?してくれるのかも‥‥と期待していたら、「別の女の子に手紙を渡してくれ」と言うものだった。
あまりにもデリカシーの無い杉村に、雫は憤慨。雫は杉村とはなんでも言い合える親友の仲なので、もう少し女心をわかってやれと叱るつもりで呼び出したのだが‥‥なんと杉村に告白されてしまったのである。
デリカシーの無い杉村と、鈍い雫。どっちもどっちの二人である。
雫は、今更そんなことを言われても困ると、泣きそうになった。
いままで二人でバカやって罵ったりドツキあっていたが、それは親友の仲だからできたこと。
意識しちゃったら、もうあの時の仲に戻ることはできないのである。
・悶々とした気分を払しょくさせるため、地球屋にやってきた雫。
店の前に陣取っていたボス猫に話しかけていると、店主の孫だとする嫌な少年が現れ、突っ立ってないで店に入るよう促された。
その時、彼が、雫より先に本を借りる謎の少年「天沢聖司」と知り、ショックを受ける。
雫にとって、『読書を嗜む爽やかな少年』のイメージとは真逆だったからだ。
しかし、彼の夢や情熱を知るにつれ、彼に対する悪いイメージは消え失せ、逆に憧れを抱くようになる。
自分が、のほほ〜んと「本が好き」と将来の事なんか考えていないのに、天沢聖司は自分の夢を持ち、一生の仕事としてやっていこうとしている。
彼の生き方を見せつけられ、雫も何か夢を持とうと思った。自分は本が好き。物語を作るのが好き。だったら──そうだ、小説を書こう!
書く題材は、地球屋にあった猫バロンに決めた。
相手が夢を追う姿を眺め、それが羨ましいなら、だったら自分もやればいいだけなのだ。
・聖司はイタリアに行き、夢に一歩近づいていく。
雫は焦りを感じ、小説づくりに没頭し、授業もそっちのけで成績はガクンと落ち、担任から「心ここにあらず」と呼び出される。
夢に向かって必死になっているのに水を差され、雫は怒りに任せて「高校なんか行かない!」と両親にブチ切れ。
しまいには家族会議に発展。「高校行くのを辞めてまで、今追っている夢が大事なのか?」と問われ、雫は静かに頷く。
雫の覚悟に、両親は根負けし、雫の夢を認めたのである。
二人はお互いに夢を追いまい進する。
しかし‥‥どんどん夢に近づいていく聖司に、雫は追い込まれていく。
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